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天心VS武尊戦を観て

天心VS武尊の試合を観ました。6000円ほどのチケットを躊躇なく買うほど僕はこの試合が観たいのでした。下馬評(特に格闘関係者)では天心勝利の予想が多くて、最後までわかりませんでしたが、結果的に天心選手の快勝だったように思います。

制限体重とか、ラウンド数とか、たらればを言い始めると切りが無いんですが、僕としては武尊選手を応援していたので悔しさが残ります。だけど、最後の二人の涙を見ると、もうそういう次元じゃなくて、お互いにのし掛かっていた重圧から解放された姿がただただ眩しく思える試合でした。

注目カードしか見ていない格闘技にわかな私から言わせると、天心選手はスポーツで、武尊選手は格闘技をしていると感じました。わかりやすく言うと前者は勝ちに言ってて、後者は倒しに行ってる感じ。でも実際は天心選手がダウンを奪う展開で、相手を見切る目とスピードが一枚上を行っていましたね。ジャブで崩して、じわじわ攻める。大振りで来たところをカウンターで返す。終始、距離が武尊選手のしたい接近戦にはなりませんでした。

だけどですよ。

僕は武尊選手が好きです。あの苦しい展開からでも倒しに行こうとするガッツがたまらないんです。がむしゃらなんです。打たれようが関係ない。打たれた時に笑うクセがある武尊選手ですけど、天心選手は「笑ったらこういうパンチが来るっていう分析はしてました。」と言っていましたが、多分その辺も武尊選手は分かっている上でいつもの戦い方をしたんじゃないかなあ。僕はそう思っています。とにかく自分のスタイルを貫き通した。それがカッコいいんです。

試合の途中、見ている人は大体思いました。天心選手のスピードとテクニックが勝っているなと。だからこそ武尊選手に勝って欲しかったんですよね。だから僕は勝ち予想ではずっと武尊選手でした。

だけど試合終わってわかりました。

勝ち予想ではなく、ものすごく応援していたんだと。

そのくらいファンになりました武尊選手を。

感動をありがとう。

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