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鈴本演芸場 初トリ 御礼
鈴本演芸場 初トリ 公演が終わりました。
新真打とは違う、新しいステージを見せなければと意気込んで挑んだ六日間が終わりました。
トリを取らせて頂いたお席亭はじめ、関わってくださった演者の皆様、お客様に感謝申し上げます。
私なりにネタは吟味して、挑んだ六日間のネタ帳は以下の通りです。
2/23初日 「火事息子」
→芸術祭賞優秀賞を頂いた大事な噺
2/24二日目「崇徳院」
→春を告げたい一席
2/25三日目「茶の湯」
→土曜日なので初めてのお客様を見越しての一席
2/26四日目「幾代餅」
→同上、そして崇徳院同様に恋のお噺で楽しく
2/27五日目「甲府い」
→普段は定休日なので心配しましたが、お越し頂き嬉しかったので、とにかく良いほっこりする噺を
2/28六日目「中村仲蔵」
→千秋楽。真打の披露目の初日にかけたネタを今回は千秋楽で。次のステージに挑むために思い入れのあるお噺を。
「中村仲蔵」は着物も今回は鼠色で挑みました。
黒紋付の方が噺の内容としては合うのかもしれないですが、敢えて違う着物で自分の表現を頼りにやりました。黒で行くとその気になって自分自身錯覚しちゃうんですよね。
これは自分の中での話ですが、披露目の時とはまた違う気持ちで演じることが出来ました。
今回、突然にトリを取らせて頂きましたが、本当に寄席の良さを感じました。今まで高座に上がられてきた先人、名人の師匠方の何かが高座に宿っていると、感じる六日間でした。
また寄席に帰って来られるようにさらにさらに精進したいと思います。
お越し頂きましたお客様、本当にありがとうございました。
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