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不動産鑑定士試験の鑑定理論(論文)で185点を取った方法

不動産鑑定士試験において、鑑定理論を盤石な状態に持っていくのは、試験対策上とても重要です。

なんといっても、鑑定理論は論文試験の点数の半分を占めていますし、ここを確実にとれるようにすることが合格への近道ではないかと思います。

私の受験期間は3年でしたが、1年目、そして2年目は仕事が忙しかったり転職活動したり高熱出したりでほとんど勉強できませんでした。まあ言い訳ですけど。笑

鑑定理論(論文)の学習時間と私なりの勉強方法


トータルの勉強時間は3年で2,000時間です。うち鑑定理論は短答も含めて750~800時間です。スタプラで記録していました。
私は、理解派というよりかは暗記でごり押しタイプなので、理論で点数稼がなきゃなというのは常に意識していました。決して暗記が得意というわけではないです。

それで勉強方法ですが、まず使用した教材はTACの「論文マスター問題集」及びLECの「モバイル鑑定評価基準」のみです。あとは摸試や答練を真剣に受けるだけです。

私はLEC受講生でしたが、理論の論文だけはTACの特効ゼミを受けました。
受けたといっても講義は受講しておらず、マスター問題集を周回したのみです。

論文マスター問題集を使った学習


このマスター問題集ですが、基準留意事項に加えて、要説に記載している解説等が多数ちりばめられています。
従って、これを覚えることで論文の解答に大きな肉付けをすることができます。

令和6年度の本試験においても、TAC流の肉付けした解答をすることで、自己採点をはるかに上回る点数を獲得することができました。

ただ、今年の本試験では問題の中に「簡潔に」の文字がたくさんありました。
試験委員の先生もあの大量の文字を見るのがしんどいからだろうなあって思いまして、問題を見たときに、本当に簡潔に書くべきかどうか悩みました。

結果、「簡潔に」をほぼ無視した解答を書きました。
試験委員の先生、ごめんなさい。

ただ、それでも本試験で185点/200点取れたので、簡潔に書くべきかどうかの論争は、肉付けすべきが正解なんじゃないでしょうか。
ただ、簡潔に書いてそれ以上の点数をかっさらっていった人もいるかもしれません。あくまで一つの私の実体験として心に留めてくださればと思います。

あ、本試験の解答は後日また別記事でアップしますね。
ちなみに令和4年度からの不合格答案もゲットしましたので、この書き方でこの点数かっていう参考になればと思い、恥を忍んでそれもまとめてアップします。

具体的な勉強方法ですが、教養も覚えることがたくさんある中で理論ばっかりはやれませんので、1日10問を限度に、1時間~1時間20分で回します。

そしてこれが最重要(教養にも共通する勉強法です)なのですが、何度やっても覚えられないところを除き、

「書かない」

ことです。
書いたら周回なんてまず無理ですし、腱鞘炎になりますし、とてつもなく時間かかります。
書いても周回しなければ必ず忘れます。

じゃあただ読めばいいのかというとそういうわけでもありません。

①問題を見て
②空を見て、頭の中で解答を暗唱し、
③答えを見る

これの繰り返しです。
これ、めちゃくちゃきついです。有酸素運動かってくらい。
でもこれ実践したら飛躍的に点数伸びました。
3年目の5月以降、文字書いたのは経済と演習くらいです。

民法、会計、そして理論論文、すべてこのやり方でOKです。
(各科目の具体的な教材などはまた後日)
理論もこのやり方でマスター問題集の1~80をやりましょう。
周回することで必ず力つきます。

モバイル鑑定評価基準(モバ鑑)を使った学習


モバ鑑は、自宅学習以外の隙間時間に理論の勉強をするのにもってこいです。私は少し前に転職し、それまでの車通勤から電車通勤に変わりましたので、通退勤の時間等にモバ鑑を使って勉強していました。帰りはうとうとしながら。ぼろぼろの緑の本を持ちながらうとうとしてて、やばい人かとおもわれてたんじゃないかな。

このモバ鑑には、マスター問題集の文言を書き込んでここも併せて暗記していました。
以下はその一例です。今年の本試験でも書いたところです。

このモバ鑑も、ただ読むのではなく、最初の文言を見て、後の文章を空で暗唱していました。

本試験の答案構成~解答まで


本試験では5分ほどを答案構成するように教えられると思いますが、私は聞かれているところの上位概念を書きつつ頭の中で答案構成をしていました。
つまり、試験開始5秒後には解答を書き始めていました。
摸試の時、隣の人が「はっ!?」みたいな感じで見てきたのを覚えています。

これは、本試験で書き負けないようにするため、そして終盤に時間を余らせることで最後の見直しをできるようにするためです。

そんなん無理やと思われるかもしれませんが、空で暗唱する練習をしていると意外とできるようになります。

ただこれは人によりけりと思います。
5分くらい答案構成をした方がやりやすいという方はもちろんそのやり方で問題ないと思います。
でも最後にさらっと見直しする時間は欲しいです。やはり理論は時間との勝負ですので、途中で定義が混じったりトンチンカンなこと書いてたりするものですので。

おわりに


鑑定理論は本試験対策上、最重要科目です。
ここで確実にとれるようにすることが最短で試験に合格するカギだと私は考えています。

暗記が苦手でも、毎日毎日、あきらめずに努力することできっと鑑定理論が合格の扉を開けてくれます。
たゆまぬ努力で合格をつかみ取ってください。

陰ながら応援しています。

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