9/9という日の剥製

散らばった今日の抜け殻を拾い集めておこうね。乱雑でも良いんだ。たまたま手に取ったそれを眺めるくらいが丁度いい。 また一つ、今日という日の剥製を並べていく。

後で振り返るものが無くて良く後悔するので始めてみた。使い方よく分からんね。続けられるといいけど。

今年の5月あたりに4人目が産まれた。それと同時にとうとう体にガタが来たのか甲状腺がめちゃくちゃになってしまった。20数年まあそこそこ普通(？)に生きてきたけど、やっぱ妊娠出産て体へのダメージでかいんだね。一生ホルモンに体と思考が左右される人生ってワケ。

食べる事に情熱を持てない人間なので、毎年夏は40kg切るくらいカリカリにやせ細っていたんだけど、今年はバセドウの薬のおかげか、人としての形を保ったままで夏を越えられた。良いんだか悪いんだか。早くディストピア飯とかが選べるようになりたい。多分ご飯を作る作業が好きでは無いんだと思う。

人の形を保っただけで、常に動悸息切れがしんどいデバフ状態なので元気という訳では無い。なんなら薬の効きがイマイチで数値がカスである。今日薬が倍の量になった。鉄剤も合わせたら最近の高齢者でもこんな量飲まんてくらい束で有る。怖いね。

2人目の時は出産の際に輸血寸前までいったので分かりやすく死を覚悟したけど、これからは常にうっすらと死が付いてまわるんだなとぼんやり思った。大袈裟かもだけど。異常なくらいに滴る汗と一緒にエネルギーも抜け出てる感覚がある。

言うてバセドウが原因で死ぬ訳では無い。でも毎日薬を飲むのが苦手なんだよな。絶対に忘れちゃう。飲んでても心臓の音とか振動がいつもより大きく早い気がして落ち着かない。そのうち慣れるか収まるのかな。そうだといいな。

死にたいかと聞かれるとNOである。やり残した事が沢山ありすぎる。幽霊が居るといいなと思う。軽い身1つでどこまでも遠くへ歩いて行きたい。