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カメラのこと ・ フジフイルムはどこへ行く?(その2)

  ~ メーカーよりカメラそのものを楽しむ ことに~
  学び:トップの発言は、多くの人に影響するのです。

 どうもここ数年、フジフイルムがどうしたの? と思っていた。魅力あるカメラを次々に輩出していたのに、半導体とコロナの影響? 
 とにかく在庫がない。店頭にも並ばない。予約もできない。外国では販売されているのに、何故か母国民には冷たい? 
 いきなりの値上げもあれば、XPro3のあきらかな構造ミスの修理にも高額を取る。その他色々…
 カメラ大好きなU氏がいる間は、フジは面白かった。というか、話される内容がファンにはとても心地よかった。でも彼が異動になってから面白みも欠けたように思う。

恐らくはU氏がいたからこそ生まれたであろうカメラ 背面液晶が!

 確かに企業なのだから異動もあるし何よりも儲けなければならない。
 それはわかるし、儲け戦略を株主に示すのも間違ってはいない。このご時世、高額になるのも仕方がないところもあるが、しかしわざと製造台数を絞っている(らしい発言)のでは、買いたくとも買えない現状を作っている。
 今回、多くのフジフイルムファンが落胆し、離反する者まで出だしたのは、やはり何かが間違っていたからだろう。
 一言で言うと、市井のフジファンに「やさしい言葉がなかった。」ということだろうか。
 メーカーのトップの発言は、そこの社員だけでなく、多くの人に影響を与えるのだということを、このトップには欠けていたのでしょう。
 私から言わせれば、なけなしのお金でカメラを買っている市井の人々のことなど気にも留めない。もう少しわかりやすく言えば、お金がある人たちが買ってくれればいいし、それだけでブランド力もあがるというところでしょうか。

お気に入りのフォクトレンダーとXPRO3

 まぁ潤うほどのお金を持った人なら、メーカーはともかく、色々なカメラを使ってみるのはできるでしょう。
 しかし多くの人は、ある意味どこかのメーカーに傾倒してそこのカメラやレンズを、なけなしの金を払って揃えていきます。(レンズ沼にはまるとか)そして、株主でもフジの社員でもないのに、フジのことを大丈夫だろうかと心配したりもします。
 それだけに、今回のフジのトップの発言には、「なんやねん!」と思ったのでしょう。
 要は、人間関係論やコミュニケーション論などをかじっている私からすれば、最高責任者の発言は、あくまでも株主向けで、市井のファンには「やさしさがたりない」発言だったと言えます。

XF90にて撮影

 まぁ物がないのだから買おうとしても買えないのだけど、私のフジ推しの「推し」気分は冷めてしまった感じです。
 ただフジのカメラ自体は好きなので、メーカーがどうのこうのではなく、好きなカメラとしてフォットワークよく、アウトドア(山)に持っていけるカメラとしてXT5を使っていきます。

ブラックは精悍でいいけど、シルバーにしておけばよかったとかなり後悔

 そして今回のことでニコンに心を傾けた私ですが、フジの姿勢に落胆してマウント替えとかそんなんではなく、フジでは使えないフォクトレンダーの「アポランター」を使いたいからニコンに興味を示すという感じです。
 要はカメラとレンズの楽しさに重きを置いた、メーカーの「推し」ではなく、カメラ、レンズ主体で考えていきたいと思った次第です。
 ですからこれからも壊れるまではフジ機を使うでしょう。

 とは言っても、あれやこれやと色々なメーカーに手を出せるほどの余裕はなく、(ましてライカなんて全く手が出ません) 当面はウインドーショッピングではなく、カタログ見るだけショッピングになるでしょうけど。


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