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20210108_飄々(弾き語り)

サワダユウ
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いいかな、手を離しても
いいかな、羽を伸ばしても
いいかな、時には思い出しても

嵐吹く春の遅すぎた夏を恨む秋のようだ
ヒュルリヒュルリ

このまま東京に出て行きますから
リュックサックに大きな花束を
いつか誰かが住むことになっても
白い壁のキズ消えませんように

そうだな、目を覚ましたら
行こうかな、先を目指しても
いいけど、たまには空を見るかも

吹きすさぶ夜に取り留めない朝をくぐる昼のようだ
クルリクルリ

そのまま飄々と生きていますから
ヨックモックに小さな口づけを
いつか誰かが去ることになっても
白い壁のキズ消えませんように

渇かない雨も帰りを待つ晴れへ向かう曇りのようだ
のらりくらり

このまま東京に出て行きますから
リュックサックに大きな花束を
いつか誰かが住むことになっても
白い壁のキズ消えませんよう

そのまま飄々と生きていますから
ヨックモックに小さな口づけを
いつか誰かが去ることになっても
白い壁のキズ消えませんように

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