![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115368087/rectangle_large_type_2_343794b06faef59743975f04c21e0784.png?width=800)
DPIインクルーシブ教育推進フォーラム開催
2月22日(木)戸山サンライズの大研修室にて「『質の高いインクルーシブ教育』とはなにか ~障害者権利条約と一般的意見4号から読み解く~」が開催され、当日は追加の机を出すほどの盛況ぶりでした。
日本の教育では分離(特別支援学校と普通学校など)と統合(合理的配慮などがなく当事者が普通学校の環境に合わせる)が主に行われていますが、権利条約に書かれたインクルーシブ教育では障害者を含む全学習者一人一人に合わせた学習環境を整えることが求められており、そのような制度へ改革していくプロセスも含まれています。
最初の基調講演では大和大学の落合俊郎氏よりインクルーシブ教育の意義についてお話がありました。障害のあるなしに関係なく教育を受ける権利がある事だけでなく、社会の仕組みを変えることにもつながるというお話がありました。
また、補助教員などが入ることで対象の子以外にも対応できる機会が増え、結果として全体の学習に対する満足度が上がるという調査結果もあったそうです。
続いてのシンポジウムでは視覚障害当事者の福地氏、重心障害当事者の北村氏と支援者の方たち、一木氏の3名の方からお話がありました。
シンポジウムを聞いていて思ったのは地域と人(理解のある先生など)に巡り合わなければ、特別支援学校へ通うしかなくなる状況があることです。当事者の方はお二人とも大阪に引っ越したことで普通学校へ必要な配慮を受けながら通う道が出来ました。その前の地域では普通学校への受け入れが難しく、特別支援学校へ通わざるを得なかったとのことです。
まだまだ教育の分野は分からない事が多いですが、インクルーシブ教育を進めることで多様性を認め合う土壌が出来ていき、障害の有無で分け隔てられない社会に繋がっていくと感じました。今後も学習会などへ参加し、理解を深めていきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?