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丸山、おとなひきこもりを語る(後編)
社会をどう変えるか杉本:丸山さんはもうご存知だと思うんですけど、いままでの日本の福祉って企業福祉中心でやってきたではないですか?ですから社会政策としての労働者福祉は立ち遅れてしまった日本の現状だと思うんですね。社会政策で日本社会が変わるというのはあり得ると思いますか?
丸山:従来からの価値観が変わらない限りはやっぱり変わらないですよね。だから僕はその、いまは「生活困窮者自立支援法」をどのように生
丸山、不登校を語る(後編)
不登校の子の日常杉本:先ほどの「生活」の話ともつながるかもしれませんが、実は僕、最近まで全然知らないことがあって。いまの不登校の子たちって日々をどう過ごしているかということでいえば、実はフリースクールに通っている子というのは1パーセント弱しかいないというのを聞いたことがあって。「え、そんなにいないんだ?」と思ったんですね。まあお金がかかるっていう問題が一番大きいらしいので、通っている子はそんなには
もっとみる丸山、不登校を語る(前編)
※2020年度と2021度の2年間、メールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』のバックナンバーから厳選した100本の掲載文(コラム)を転載してきましたが、2022年度からは『ごかいの部屋』掲載文にかぎらず過去に書いた文章を毎月1~2本、時系列に転載することによって私の自称 “体験的不登校・ひきこもり論” の進展をたどりながら理解と対応の参考にしていただけるよう進めています(執筆
もっとみるヒューマン・スタジオ20年史(後編)
ヒューマン・スタジオ20年史 当スタジオは、当メルマガの執筆者でもある丸山康彦が2001年の10月1日に個人で設立しました。そのため、今年10月で設立20周年を迎えます。
不登校やおとなひきこもりの支援機関のホームページには、業務ごとに「○○は第2水曜日」「○○は第3金曜日」などといった表示が入っているカレンダーが掲載されていることがありますが、丸山も当スタジオをそのようなトータルな機関になる
設立20周年記念イベント(後編)
2日目のイベント『不登校・ひきこもり対応を考えるオンラインイベント』には、1日目のみお申し込みくださっていた方のうち数人が終了後にお申し込みくださったこともあり、定員の50人に迫る44人のご参加を得ました。
プログラムは、第1部が丸山の記念講演、第2部がZOOMでのリレー中継、第3部が丸山と割田大悟さんと新舛秀浩さんという “当事者活動家トリオ” の鼎談とフリートーク。
初の試み「居場所のリ