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近視、遠視、あなたの目のタイプ別老眼攻略法

眼の見え方(屈折)のタイプは大きく分けると5つになります。

強度近視、軽度の近視、遠視、ちょっとだけ遠視、ガチャ目の5つです。これに「乱視」がどのくらい入っているか?が加わって来ますが、今回はそこは割愛しますね。

老眼になった時の困り具合はタイプによってだいぶ違うんです。そして老眼攻略のために必要な眼鏡はタイプによって全く異なって来るのです。

本格的に老眼世代になっている50歳の人の見え方で説明します。近くを見る例としてスマホを見る時を例に解説しますね。

1,強度近視
若いころから眼鏡がないと遠くが全然見えない人です。このタイプの人は老眼世代になると対策を取らないと中等度の不便を感じます。
老眼になると、眼鏡をしていると近くが見えにくくなります。
スマホを見るためには、単焦点の眼鏡なら外して、画面をかなり近づけたり顔をしかめたりして見ることが必要になります。
近くも眼鏡を外さすに見るためには、累進レンズの入った遠近両用などの眼鏡にするか、単焦点の眼鏡なら度数を落として遠くの見え方を少し落とす方法があります。

2,軽度の近視
若いころは遠くをはっきりみるために眼鏡をかける必要があった人です。このタイプは老眼世代になってもあまり不便を感じないうらやましい人です。
スマホは眼鏡を外せば見えるからです。
累進レンズの入った遠近両用などの眼鏡にすると、眼鏡を外さなくても近くが見えるようになりより便利になると思います。

3,遠視
若いころから遠くも近くも眼鏡がないと見えないというタイプの人です。このタイプは老眼になった時に対策を取らないと強度の不便を感じます。
スマホは眼鏡をかけて頑張ってみる。老眼が進むと近くにピントを合わせるのが困難になります。
累進レンズの入った遠近両用などの眼鏡に変えると、頑張らなくても近くが見えるようになります。

4,ちょっとの遠視(正視)
若いころは眼鏡がなくても遠くから近くまで見えた人です。このタイプは老眼になった時に対策を取らないと強度の不便を感じます。
スマホを裸眼でみるのは困難になります。
いわゆる老眼鏡をかけると、頑張らなくても近くが見えるようになります。しかし今まで眼鏡をかける習慣がなく、眼鏡に慣れるのに苦労する人も多いです。また近くを見る必要がある時に老眼鏡を使うというのは不便です。いざ見たい時に近くに老眼鏡がないということが実際の生活ではちょくちょくあります。その対策のために頭にのせておくとか、チェーンで首からつるしておくなどの工夫があります。
また累進レンズの入った遠近両用などの眼鏡をかけるという方法も有効な老眼対策です。

5,ガチャ目
右目と左目が、上の4つのうちで別のパターンになっている人です。
いろいろな組み合わせがありますが、実はひとつ老眼になった時にあまり不便を感じなくてすむラッキーな目の人がいます。それは片目がちょっとの遠視、もう片目が軽度の近視の人です。ちょっとの遠視の方の目で遠くを見て、軽度の近視の方の目でスマホなどの近くを見ることができます。

そしてコンタクトレンズを使っている人には老眼になるともうひとつ悩ましい問題があります。1,2の眼鏡をかけている近視の人は老眼になった時には、かけていた眼鏡を外すことで近くをみることができます。しかしコンタクトレンズを入れている目は、4の「ちょっと遠視の目」の見え方になってしまいます。スマホを見るたびにコンタクトレンズを外すこともできませんので、遠近両用コンタクトレンズやモノビジョン法といった老眼対策が必要になります。






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