空想2 膀胱iCloud SF

ディストピアでの話です。


テクノロジーは進歩する一方、貧富の差はどうしようもないほど広がった世界。

スラムの下級市民、つまるところの貧民たちは今日も労働に明け暮れています。
その中でも多くの人々が携わるのは、「排泄代行」。今日も今日とて排泄に勤しんでいます。

排泄代行とは
iCloudに課金した上級市民と、代行の仕事に応募した下級市民の排泄器官がiCloud上で共有されます。
トイレに行く時間も惜しい上級市民は、下級市民に自らの排泄を肩代わりしてもらいます。
上級市民は課金期間は排泄を行うことなく生活できます!
(下級市民は排泄をするだけでお給料がもらえます、その代わり勤務時間中はずっと排泄しなければなりません…)

この発想を元に、下級市民の脳みその容量の幾分かを買い取る、脳みそシェアリングサービスが流行するのはまた別の話。




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