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拝啓 中島健人様🌹1

私は、音楽を起点とした趣味や、一人暮らしで自由を謳歌している。仕事も在宅勤務だし、関東圏に生まれたことそのものが本当に恵まれていると思う。

インディーズバンドも、旧J所属グループも複数掛け持ちで沼っている。

推し活をしていると、楽しいことばかりではなく、その分担当様方に感情移入しすぎて、事実は不明でも辛くて今苦しいのかなというのは、想像の中でだけであろうとも、胸が苦しくなる。

あるときは、追いかけていたバンドの連続リリースツアーの最終日のアンコールで、予期せず解散を告げられた。
その時から、ライブの一瞬一瞬が見逃せなくなり、バンドは生き物ということを痛感しながら今に至る。

はたまた、旧J事務所の推しグループから、推しの脱退と退所が、突然FC動画で流れてきた。私はその日から、彼らの音楽を聴くことが辛くなってしまった。
まだ未開封のツアーDVDも、観られない。現実には、彼らそれぞれの道へ進んでいて応援しているのだけれど、そのDVDを観終えたら、自分の中にある大好きなグループが本当に完結してしまう気がしている。もう1年前のことなのに、時間はまだ解決してくれていない。私がまだ先へ進めずにいる。

そのグループの音楽や映像に触れることができない期間、自分のミーハーな側面に救いがあった。
解散や脱退を目の当たりにし、心の拠り所を求め、「Sexy Zone」が私の生活に溶け込むようになった。元々、前段のグループがバックとして踊っているのを観たくて買ったDVDをきっかけに、彼らそのものにハマっていった。ただやはり、グループとして推すことがトラウマになっていたため、FC加入を躊躇っていた。
そんな中、私が大好きな80's洋楽サウンドのアルバム「ザ・ハイライト」や「ChapterⅡ」がリリースされ、それは新鮮で彼らの心地よい歌声がたまらなく合っていて、やはり生で観たいと思い、ギリギリまで迷ったがFCに加入した。

セクゾを毎日聴きつつも、Jr.の推しが複数いたりバンドのライブもあったため、ツアーに申し込む行動へは至れなかった。しかし、昨年のドーム公演日程が発表になった瞬間、これは絶対に行かないと後悔するという、直感が働いた。
初めてのセクゾで、しかも東京ドーム3daysを全公演行けることになり、緊張と楽しみで、待っている期間を幸せに感じていた。

待ちに待った3公演、連続で同一アーティストを観るなんて、しかも初めて観るアーティストで、自分がどうなってしまうんだろうと、正直心配もあった。

24日の開演時間を迎え、彼らを観た瞬間、心配も緊張も吹き飛んだ。
こんなエンターテインメントの夢のような世界があるのか、ソロの出番は1人が55,000人を一瞬にして魅了する。会場の一体感は、ペンラの色で一目瞭然。本当に堂々と、ドーム全体をふんだんに無駄なく使った演出に、驚きと感動と、とにかく、彼ら自身が発光していてキラキラしていた。
なんというか、まあこれは勘違い甚だしいのだけれど、私一個人に対して訴えかけてきてくれるように感じるパフォーマンスだった。
彼らが近くに来てくれたとか、ファンサいただけたとか、そんなことは滅相もなく。それでも、そういう気持ちにさせてくれる、最高のファンファーストなグループだと確信した。彼らから受け取った絶対的な安心感と幸福感に満たされた3日間だった。私にとっては、最初で最後の。


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