Hulu初のオリジナル韓国ドラマ始動
「愛の不時着」×「梨泰院クラス」制作陣が生んだHulu初のオリジナル韓国ドラマ『プレイ・プリ』
完璧な布陣
日本に第4次韓流ブームを巻き起こした2大作品「愛の不時着」×「梨泰院クラス」のメインPDが生んだ『プレイ・プリ』。
原作は大人気WEBマンガ「プレイリスト」で、韓国で累計閲覧数1億回、グローバルでも累計閲覧数2.1億回、LINEマンガで配信中の日本国内累計閲覧数は2,000万回以上を記録している。
間違いない制作陣に、間違いない原作。
加えて主演は「無垢なる証人」「神と共に」「十八の瞬間」など数多くの大ヒット作に出演、芸歴18年のベテラン実力派女優キム・ヒャンギときた。
制作陣×原作×キャストの三拍子が見事に揃った『プレイ・プリ』、その魅力に迫る。
人気アイドルと覆面シンガーの出会い
24歳の平凡な女子大生、ハンジュ(キム・ヒャンギ)
厳しい現実を生きる就活生でありながら、実は顔を隠した人気音楽インフルエンサー「プリ」として活動している。
一方、人気アイドルグループのメンバーであるドグク(シン・ヒョンスン)は、事務所との契約終了を控えてソロアルバムを出そうとしていた。憧れの音楽配信者プリとコラボしようと考えたドグクは、プリを探し出そうと決心する。
実は同じ大学・学部の同期だった2人。
正体を知られたくないハンジュは、なんとかドグクを避けようとするが――!?
「本当の自分」とは
最悪な出会いから始まるハンジュとドグクの関係。
2人の恋の行方も気になるところだが、このドラマ、単なるラブコメではない。
ハンジュが素性を隠して音楽活動を行うのにはある複雑な事情がある。
そのために彼女は歌手になるという夢を胸の奥にしまい、「本当の自分」を押し殺して窮屈な日々を送っている。どうしようもないくらいに好きなこと、やりたいことがあるのに、現実のしがらみが邪魔をして勇気を出すことができない。誰にでも身に覚えがあるような、そんな臆病な心。
真っすぐで無邪気な、自分とは対照的なドグクとの出会いが、少しずつ、ハンジュを変えていく。
その姿はきっと、ハンジュと同じように一歩踏み出せずにもがき苦しむ誰かの背中を、そっと押してくれるはずだ。
「自分らしさ」とは
一方で、これはドグクの成長物語でもある。
ドグクは、アイドルグループのいわゆる「顔」担当。俳優業に手を出せば「大根役者」の烙印を押され、ソロ活動も思うようにうまくいかない。まさに今が正念場のアイドルだ。
自分にも分からない「自分らしさ」を求めてもがくドグク。
「自分」を押し殺して生きるハンジュとの出会いから、ドグクがたどり着く「自分らしさ」とはーー。
「自分」を模索するハンジュとドグク。
『プレイ・プリ』は、夢を追うことの尊さと美しさに触れることができるあたたかい作品だ。
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Namkoプロフィール
韓国ドラマ、韓国映画の感想を綴りつつ、渡韓し実際のロケ地を訪れて感じる情熱や躍動感を文字と写真で鮮明に届けている。 X(旧Twitter): @namko1035