子猫に学ぶ
この時期になると、子猫を保護する人が増えるそうです。かく言う我が家も、去年の7月に親猫とはぐれている子猫を保護しました。
何度か死にかけたり、旦那から「ビチグソ丸」とか「キャン玉💩」といった酷い名前を付けられようとされたり、と波乱な生い立ちの子猫は、トラ男と名付けられ、今は完全に家族の一員となりました。
元々我が家は、この世の全ての可愛いを詰め込んだオカメインコの福ちゃんと、コザクラインコの竹千代様がいます。2階の一番いいお部屋を鳥専用部屋にしてもらい、我が家のヒエラルキーの頂点として君臨しています。
鳥にとって猫は天敵。本来我が家にいてはいけない存在です。なので、トラ男くんを保護した当初は、家に入れるつもりもなかったし、確実に里親探しをする予定だったのです。
それなのに、どうして彼は、今もなお我が家にいるのか。明確な理由は今でも分かりません。でも、いつの間にか、二階は鳥専用、一階は猫、というルールが自然とできていました。
福ちゃんと竹千代様はもちろんのこと、トラ男くんのいない生活なんて今や考えられません。障子や襖をベリベリに破かれたって、可愛いベイベーちゃんなのです。
生きたいがために、一人ぼっちで道端で叫ぶように鳴いていた。自己主張が物凄かった。手のひらサイズの体なのに、必死な表情で誰彼構わず助けを求める声は、人間の悲鳴よりも大きかった。
その主張があったから、トラ男くんは今の地位を獲得したのだと思っています。
その主張に絆され、私はこの子猫を守らないと!という思考になりました。NNNから操作されるがままに動き、玄関に居場所を作り、ついには部屋の中にケージを移動。今や、一階は完全にトラ男の領域となりました。
彼からは、自分の気持ちを主張することや、諦めない気持ちを持ち続けるということの大切さを教えてもらいました。
どんなに不可能なことや、向いていないと思えるような失敗をした時でも、その場にいたいなら投げ出さずしっかり意志を伝えるべき。
諦めてはいけない。
失敗したなら、学び直せ。
それでもまた失敗したなら、また学び直せ。
道が見えるまで、何度でも抗い続けろ。
過去の私には無かった感情が、彼のおかげで芽吹いています。
我が家に来てくれてありがとう。寿命が来る日まで、ずっと家の猫でいられるように、私も稼ぎを増やしていきます。
ちなみに、今日は、帰宅したらジムに行くつもりでした。だけど、仕事に行く前に準備したご飯をほぼ食べていないのが気になり予定変更。
ずっとトラ男くんと一緒にいることに。
お留守番を労い、いっぱい撫でてあげると、ちょっとだけケージに戻って餌を食べました。
さらに、餌をケージから出して、私の近くに置いたら、あっという間に完食。その後は、元気に一階の冒険をしていました。
どうやら、お留守番が寂しかったから、食欲が湧かなかったようです。
泣いてしまうがな!
そんな寂しがり屋なトラ男くんは、この記事を作っている私の足の上でウトウトしています。動くと怒られるので、まだまだジムには行かせてもらえないようです…
私の中のリバウンド王の復活も気になるところなのですが、今日のところは、猫でリフレッシュできたのでよしとします。
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