味園ユニバースに行く

50才になってやりたいこと

 Twitterで見かけ、なんか気になったライブハウス。内装がほかにはない昭和感をかもしだしている。場所は、吉本新喜劇やってるところの裏。そうあたりをつけて歩いて向かう。
 近くの通りはよく慣れた場所だったけど、一本わきに入るとディープな飲食店が多い。狭いながらも(次来るときは…)と思わせる店構え。カレー専門や、4人ほどしか入らない飲み屋。さすがに一人では初見しにくい。


看板が見えてきた。味園(あじえん)そう読むと思っていた。「今日、味園(あじえん)ユニバース行ってきたよ。」と報告し、「みそのやろ?」と旦那から言われるまでは。
 カタカナ看板のロゴもいい。なんの目的もなく来た訳じゃない。けれど、なんとなく買ってみたライブだったので、ライブ名も意識していなかった。
すでにできていた列に並ぶ。コンビニにたむろしている派手髪のお兄ちゃんたちを(この人たちは出演者じゃないよなぁ…多分…)という目で見る。1ドリンク制だからと飲み物を持参もせず、買いもしなかった。暑い。ヒートテック日和じゃなかった。4枚も重ねてるやん…

 列が動き出し、中に入っていくと豪華なシャンデリア。とりあえずのどが渇いている。カウンターで「めっちゃ薄いジントニック」頼む。オレンジ色で書かれたメニューのアクリル板もかっこよく雰囲気がある。惑星を模したような内装も異空間でよかったが、演者の後ろにくりひろげられる電飾がなんとも好み。
ダンスフロア(前方)が広く、はじめはパラパラな感じだった。

「MAMA RHYME」オーディションで出演権を獲得したよう。元気な感じ。
「やましたりな」アコースティック。ダイエットとか失恋の曲。朝のコーヒー的なのも。特に途中からギターの人が加わっての後半3曲は、良かった。のびのび歌っている。
「オオカワセイヤ」路上でも活動。心地よくて、優しい歌声。ちょっと見た目と曲に違和感があると思ったら、髪を切ったばかりとのこと。以前の写真を見たら、長めのほうが好きだった。
「HAND DRIP」たぶん、ギターの人さっきも出てた。三者三様。曲もノリがいいし、歌もうまい。視点が定まらないのはなぜだろう。
「ROYAL comfort」一体感があって楽しい。体が動かされる。曲の引出し力。夜遊びしてる感があっていい。合間を見て、大きな鏡も写真に。
「Bigfumi」今までの生活圏では知らない人ばかりだったけど、実力のある人が多い。自分の見た目をネタに「動画とってもいいいいけど、大丈夫?8ギガかかるよ?」って言っていた。しゃべりも面白い。泣かせにくる。明るい曲やノリのいい(パーティーを抜け出そう)などをセトリに増やして、応援曲を1,2曲にしたらもっと引き立つ気がする。歌唱力すごい。

最後の記念撮影。フロアは満杯になっていた。

赤い階段を抜け、街へ出る。
ネオンが灯ると、さらに味園ユニバースの看板の魅力が増している。いつか映画も観よう。

松屋の隅でうどんをすすって、帰路へ。


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