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ドラマで台湾華語を学ぶ

こんにちは。たまです。
華語の勉強になればと台湾ドラマを観始めたところ、ずぶずぶと沼にハマっています。

海外ドラマって20話とか30話とか、シリーズが長いですよね。今日は1話分だけ、と思って観始めるのですが、つい、もう1話、もう1話、と観続けて、寝不足の日々が続いています。

やはり「言葉」に関心を持ちながら観ると、集中度もおもしろさも増します。 「もしこの国に旅行に行くなら」「もしこの国で暮らすなら」なんてことを想像すると、なおさらです。
アニメやドラマを観て日本に興味を持ったり、日本語を勉強している人の気持ちがよくわかります!

最近ハマったのが、こちら
『僕らのメヌエット』 全21話。アジアチャンネル配信。

『僕らのメヌエット』

『僕らのメヌエット』原題:妹妹 公式サイト
ストーリーは・・・

男の子を切望する母のもとに生まれた三女ジーウェイ。近所のダイ家に可愛がられ、ダイ家の一人息子ヤオチーを兄のように慕って育つ。高校生になりヤオチーを好きなっていたことに気付くが、想いを伝えられないまま、ダイ家は台北へ引っ越してしまう。それから10年、ジーウェイはヤオチーとの再会を夢見て台北へ。幾多の困難を乗り越え、再会を果たすが、ヤオチーには同棲している彼女がいるのだった!それでも10年間の想いを伝えようと奮闘するジーウェイだったが、ヤオチーにとっては可愛い妹のようなもの。そんなある日、2人に関わる重大な出来事が、高校時代に起こっていたことを知る…。(公式サイトより)

  主演は藍正龍(ラン・ジェンロン)、安心亞(アンバー・アン)。

長澤まさみ出演の台湾ドラマ「ショコラ」で藍正龍いいじゃん!ってなって、このドラマを観始めたというワケアリ。 安心亞のぶちゃいくな泣き顔とかわいい笑顔のギャップがまたいいんです。

ドラマで華語を学ぶ

台湾の田舎町と台北が舞台のこのドラマ。 普通の人々の普通の生活が描かれていて、リアリティのある語彙や会話が使われています。聴き取れなくてもなんとなくイメージが湧き、初心者の中国語学習者にぴったりなのでは!?と思います。
描かれている台北の日常生活もとても興味深い。 ジーウェイが勤めるヤマト運輸、バスで通勤、月給や仕送り、ファミマでのデート、台鉄の車内、居酒屋のライスドッグ、おばあちゃんが作る豆腐巻き。
給料5万元だとあのくらいの生活ができるのね~とか、けっこうリアル目線で見てました。

残念ながら字幕が日本語なので、聴いてわからない言葉を文字で確認したり調べたりできない。 登場人物の名前もカタカナなので、漢字でどう書くのか最初わかりませんでした。
何度も繰り返し出てくる言葉や、キーワード的に使われる言葉もだんだん気になってきて、中国語字幕のある動画を探し出しました(執念!)
スマホで日本語字幕、ipadをテレビにつなぎテレビ画面で中国語字幕を同時に流しながら観たりしました。 語彙も文法もまだまだなので、ほとんど理解できませんが、ところどころ気になる言い回しや表現を調べたりして、ちょっとは勉強になったかな(笑) 少なくとも、聴けば聴くだけ、耳は慣れますもんね。 ドラマを元にした華語学習サイトとかあったら楽しいでしょうね~♪

おまけ(ドラマの感想)

感想(ややネタバレあり)
台湾の家族観なのか、この物語の特徴なのか。 こんなにも親や目上の人の言うことに絶対的に従わないといけないものなのでしょうか?
奶奶や周媽媽から諭されたことをかたくなに守ろうとする耀起。 でもそのせいで耀起は気持ちも行動も引き裂かれることになる。 儒教的な考え方なのかな。耀起だけでなく、耀起の友人も親の言いつけに従わざるを得ない様子がうかがえる。 繼薇の長姉は周媽媽の言うことを聞いて婚期を逃してるし。
でも、次姉は媽媽の反対を押し切って自分で結婚を進めた。媽媽に罵倒され耐えながらも自分の意志を貫いた。(やればできるじゃないか!) 繼薇はそのどちらもできず煮え切らない。
そもそも繼薇の態度は曖昧。 耀起にとっては妹でも恋人でもなく、袁方にとっては嘘でもホントでもなく振る舞う。
耀起は周媽媽との約束を守ることが繼薇にとって幸せだと思っている。繼薇もそのことを疑っていない、ということが不思議だ。
耀起も繼薇も幼少期のトラウマを負い、自分で自分の生き方を決めることを自ら抑えているように見える。 そこに二人の苦しさがある・・・。 劇中、時折流れるメヌエットが切ない。 このメヌエットに着目した邦題は秀逸だと思う!

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