午後ローを予習する 『デイライト』
金曜は二週連続スタローン。というわけで本日の午後ローはおなじみ『デイライト』である。
おなじみ?
おなじみである。
言わずと知れたシルベスター・スタローン主演、一九九六年のアクション映画。海底トンネル内での火災事故に遭遇した、しがないタクシー運転手(実は元緊急医療班隊員)が閉じこめられた人々を救助しながら脱出を目指す。そんな話だったはず。
当時は『ザ・ロック』『サドン・デス』『ブロークン・アロー』などアクション映画の傑作(と個人的には思っている)が続々と公開されており、そんな中で今作はかなり苦戦したんじゃないかしらと勝手に思っている。
スタローンの息子さんのセイジ・スタローンも出演している。知らなかったけれどセイジ・スタローン氏は二〇一二年に心臓発作で逝去されたとのこと。合掌。『ロッキー5』の可愛らしい印象から一転、今作では囚人役を演じている。個人的には『ロッキー5』好きです。冒険したなあと好意的に解釈している。そういう作品を嫌う理由がない。『エイリアン3』とか。
災害やテロ事件の現場に偶然居合わせた一般市民(実は警官だったり軍隊のスペシャリストだったり消防官だったり)が事件解決に奔走するというプロットは八八年の『ダイハード』からアクション映画の定番になったと感じる。『沈黙の戦艦』『暴走特急』『サドン・デス』『フラッド』とかとか。
ヒット作の定番プロットを踏襲し、主演がスタローンであれば、出資者にも困らなかったとは思うが、それが興業的に当たるかは別の話なのだろう。
なんとなく好きでもないけど、嫌いでもない、ほとんど話したこともないし思い出もないけれど、後から聞いたら実家が金持ちっていう、そんな同級生みたいな印象の作品。よくわからない。
でも何度もテレビでは見てる。はず。
だから見れば、ああそうそうこういうシーンがあったって思い出せる。
たぶん。
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