読書ノート Ⅵ

10/18
小説 君の名は。
新海誠

映画「君の名は。」のノベライズ?にあたる本。
映画は当然劇場で見たし大好きで、本棚にずーっと前から置いてあったのでようやく読んだ。
すごく面白かった。

まずなにより、文章を読むとそこに映画の映像が鮮明に映し出される感覚がすごかった。そのまんま"君の名は。"なんだなって感じた。

映画を見てしばらくだったから、結構忘れているかなと思っていたけど、読めば読むほど思い出されて、
「あ〜こうだった、こうだった。次はああなるよな。うお〜おもしれ〜!」
って読んでる間ずっとなってた。楽しかった。

あと、明らかに歌詞を意識して書かれた文章があったよね。あれ読んでたらそりゃ歌も流れ出すわ。映像も音も劇場にいるそのままで、文章を読んでいるだけなのにすごいなあってなったね。

あとがきに、「映画は俯瞰的、小説は主観的で、相互補完的作品になっている。」的なことが書いてあって、まさしくそうだなと感じた。両方に触れて、ようやく僕の中で「君の名は。」っていう作品が完結したんだなと思う。

僕は、映画を見てからこの小説を読んだけど、世に出る順序はどうやら逆だったようだし、小説を読んでから映画を見た人はどういう感覚になったのか教えて欲しいな。
僕は劇場にいる感覚になったけど、本からの人は劇場でどう感じたんだろう、この作品を。
すごく気になる。

あと、新海誠さんといえば最近やった「天気の子」も映画素晴らしかったよね。2回見ちゃった。時間とお金を見つけてあっちも文章で読みたいな。
あとあと、全く関係ないけど「空の青さを知る人よ」と、「HELLO WORLD」の映画も見たから、こっちもあわせて読みたい。

本来なら読書ノートの6回目は階段島シリーズの最終巻の予定だったけど、終わらせるのが嫌でつい他の本を手に取っちゃった。
ここ最近は、ずっと同じシリーズを読んでたから違った文体が入ってくるだけでも新鮮な気がして良かった。
他にも読みたい本はたくさんあるので、たくさんたくさん本に触れていきたい。

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