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ポイントのボトムアップ効果?

私は買い物で貯めるポイントにあまり興味がなくて、スタンプカードも持ち歩いたり整理するのが面倒で「お作りしましょうか?」と言われても、よほど定期的に通うお店以外のものは断ってしまう方なのだけど、それでも勝手に貯まるポイントはあったりします。

先日、カード会社のポイントを近くのショッピングモールで使える商品券に換えられるというので換えてもらいました。受け取ったのは夏頃だったと思うのだけど、貰ったことすらすっかり忘れていて、拡大読書器の横に山積みになっていた書類を整理していたら出てきて、券面を見ると期限切れまであと一週間に迫ってました。
特に買いたいものもないんだよなぁ、どうしよう。モールに入っているスーパーでおせちのカタログを貰って眺めてみても、欲しいメニューがない(おせちって、縁起担ぎなのか、大体三人前仕様なんだよね…伊達巻とか三つだと我が家では絶対ケンカになるし、かといって五人前って無い)。

夫にどうしよう?と相談したら、靴でも買ったらと提案されたので、それはいいかもと、ちょうどブラックフライデーののぼりが立っていた靴屋さんに行ってみた。

私はニューバランスの靴が好きで、常に一足は持っていて履きつぶしては買い替えるというサイクルを長く続けているのだけど、たまたま知人から譲ってもらった別メーカーのウォーキングシューズを一年くらい履いていたので、ニューバランスの靴はここ数年買っていなかったのです。

というわけで、店の中ではニューバランスの棚に直行、どれにしようかと考え始めました。手持ちの商品券は4000円分。なので、プラス現金2000円くらいで買えればラッキー、という心づもりでいたのですが、目についてしまったのは一万円くらいのモデル。どうやら新しい型のようで、値引きの表示はない。ううう、せっかくセール中なのに、どうしよう?しかも、気に入ったのは色。ただただ見た目。機能とか履き心地では同等品がもっと安い値段で買えるかも、どうしてもコレがほしければ、少し待ってアウトレットで探せば安く買えるかもしれないし…。

結局、目についてしまったそのモデルを買いました。50年近く生きてきたけど、スニーカーに一万円って初めて。これもポイントのマジック、そしてふたご座満月のパワー?

多分、「ポイント」がなければ、こういう買い物はしなかったと思います。
どういう仕組みになっているのか、正直理解できてないけれど、これで「ちょっといいモノ」に手を延ばす人は多いのかなーと思います。

実際に、最近我が家にやってきたこのトースター。

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バルミューダのトースターだそうです。
初めて夫から聞いた時、「バミューダ?トライアングル?」って思いましたよ。あの、「半分、青い。」の扇風機を作った会社のモデルだよ、と言われて、メーカーの名前だと分かったのですが、値段を聞いてびっくり。ウン万円もするというではないですか。
かつて、私が象印の6000円のトースターを買ってきた時、「え、何でそんなに高いの買ったの?」と言った人が、いくらこの夏クーラー買った時についてきた家電量販店のポイントがあるからって、予約までして買う?

もともと夫はお金を大事に使う人で(時にはケチ!と罵倒したくなる時もある…言ったことないけどね)、ポイントとかふるさと納税とか、そういうのもこまめにチェックして活用しています。
でも、毎朝使う家電とはいえ、トースターに諭吉を出すとは…!

おかげさまで、チーズトーストとかバケットとか美味しく焼けます。美味しいものには結構財布のひもが緩む私は満足しています。
夫も嬉しそうに、小さな付属のカップでお水を注いで(つまり、そのお水が水蒸気となってパンをおいしく焼く仕掛けらしい)、「リベイク♪」と呟いています(焼いてあるパンを温めなおして、焦げ目をつけたりするのをリベイクというのだと、教えてくれました)。
ひとつ不満があるとすれば、この手のオシャレ家電にはよくあるコトですが、ダイヤルの表示がとても見づらいということでしょうか。あ、あと何で白を選んじゃったのかなという点。黒っぽい、もしくは生成りっぽい他の色の方が良かったな…というのは私のあ好みだけど。

なんにしても、「ポイント」でついつい贅沢をしてしまった私たちです。この贅沢が、誰かの懐をちゃんと温めてくれているといいな、そんなことも思いつつ。

日が暮れる前に、そろそろ買い物にでかけよう。ニューバランスの靴をはいて、近くのパン屋さんまで歩いてこようと思います。

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