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物、ものを呼ぶ(出光美術館)

第1章 江戸絵画の華

仙厓、若冲、鈴木基一、酒井抱一が並ぶ第1章。
なんと言っても伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」が入ってすぐ左側にあるのが目をひく。升目描きと呼ばれる技法で描かれている有名な屏風だ。白象も印象的だよね。

京都の細見美術館も若冲、琳派あたりをコレクションしていて関西に住んでいたころはよく観に行っていたな。

第2章 きらめく自然

与謝蕪村と池大雅が並べて置いてあるのがよかった。

第3章 調和の美

第3章は書がたくさん見られて私は幸せだ。
継色紙(伝 小野道風)、高野切第一種(伝 紀貫之)、石山切 伊勢集(伝 藤原公任)、久松切和漢朗詠抄 下巻(伝 藤原行成)、中務集(伝 西行)、ビッグネームばかりじゃないの。あ~もっと草書が読めればねぇ~。変体仮名くらいしかわからないよ。

あとは佐竹本三十六歌仙絵「柿本人麿」「僧正遍照」、定頼集(藤原定家)がよかった。

第4章 都市の華やぎ

江戸名所図屏風が見ていて面白かった。増上寺のあたりから不忍池まで名所が描かれていて、キャプションに寺社の名前や橋の名前が入っているのでわかりやすかった。江戸と今が地続きなんだなあと思う。

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