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観たものとか

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2024年9月の記事一覧

物、ものを呼ぶ(出光美術館)

第1章 江戸絵画の華 仙厓、若冲、鈴木基一、酒井抱一が並ぶ第1章。 なんと言っても伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」が入ってすぐ左側にあるのが目をひく。升目描きと呼ばれる技法で描かれている有名な屏風だ。白象も印象的だよね。 京都の細見美術館も若冲、琳派あたりをコレクションしていて関西に住んでいたころはよく観に行っていたな。 第2章 きらめく自然 与謝蕪村と池大雅が並べて置いてあるのがよかった。 第3章 調和の美 第3章は書がたくさん見られて私は幸せだ。 継色紙(伝 小野

千秋公園(秋田市)

秋田旅行3日目の観光は千秋公園へ。初日から2日間つき合ってくれたかよさんは用事があったので、この日は帰りの新幹線の時間まで単独行動をした。 とりあえず表門を目指して歩くことにする。多分端っことか全部は回れないかな。 表門の前に御番所があった。 平日の午前中なのに公園内を散策してる人がちらほらいて、同じように御番所をのぞいていたりする。 なかに入れるけど、私以外ひとがいなかったのでちょっとお邪魔しただけ。だけど古い建物を見るのは楽しい。 御番所のすぐそばは表門。 門

男鹿水族館GAOとゴジラ岩

秋田旅行2日目は男鹿へ向かう。行き先は男鹿水族館GAO。 道の駅おが 1日目に引き続き2日目も秋田を案内してくれるかよさんが、レンタカーを借りてくれてかよさんの運転で移動。途中、男鹿の道の駅のレストランでランチを食べる。 謳い文句かと思ったらこの「東洋一の海岸線にある男鹿のレストラン」っていうのがレストランの名前なのね。 天気も良く、半島の海岸線沿いの道路は見晴らしもいいし移動中は景色が最高だった。 男鹿半島はジオパークにもなっているらしく、地質が好きな人には大きな

秋田市立赤れんが郷土館と勝平得之記念館

引き続きかよさんと、赤れんが郷土館へ行く。 秋田市立赤れんが郷土館 明治45(1912)年に完成した旧秋田銀行本店本館の赤れんが建築! 建物解説シートによると昭和44(1969)年に営業店舗としての役目を終えてからは、文書や書籍類の保管に使われていたとのこと。 昭和56(1981)年に秋田市に寄贈されて修復工事を行い、平成6(1994)年に国指定重要文化財になっている。 郷土館としての開館は昭和60(1985)年なんだね。 頭取室がめちゃくちゃ立派だった。暖炉まわり

ねぶり流し館(秋田市民俗芸能伝承館)と旧金子家住宅

秋田県立美術館のあとは、かよさんとお散歩しながらねぶり流し館へ行く。 ねぶり流し館 1階の展示ホールは竿燈に関するもの。 町紋は大学とか小学校のもあって見ていて飽きない。 体験コーナーは、1番小さい850g、1kg、小学生が使う5kgとあったんだけど、これを真っ直ぐ立たせるのが難しい。 とくに5kgは持っただけで重いし、両手で支えていてもゆるい空調の風の影響を受けちゃって私は持てなかった。これを外で小学生が…?? すごい。 2階の展示室は、万歳や番楽などの伝統芸能の

深堀隆介展(秋田県立美術館)

フォロワーで文通友だちのかよさんと美術館へ行った。 金魚酒シリーズが有名な深堀隆介さんの展覧会。 金魚以外の作品もあって面白かった。 金魚シリーズは途中から樹脂の種類を変えていて、黄味がかっていた樹脂が透明になった。細かく書き込まれた部分が見やすくなって、金魚がより立体的に見える。 撮影可能エリアは6章のみ。 金魚のシリーズは枡のなかに1匹を閉じ込める「閉じた世界観」できれいではあるんだけど、別の作品を見るとこの閉じて完結した美しい世界観のなかにちょっと「きれいなだけ

岡田謙三記念館(秋田市立千秋美術館)

企画展がなかったので、コレクション展をみてきた。 収蔵品はこちら ↓ 17点がほぼ時系列で並べられている。 もらったパンフレットの年譜を見ると、1902年(明治35年)に横浜で生まれて、1989年(平成元年)に亡くなっている。秋田市に95点の作品が寄贈されたから記念館になっているのね。 パリに留学されていて、展示されている初期の油絵は風景だったりしてわかりやすい。あと荻須高徳との交流がある!(荻須高徳の描くパリの風景が好き) そして初期のわかりやすい風景画から「少女」(