【HUGノート】好きなことに邁進した1年!
こんにちは、HUG for ALLのあゆ(スタッフ兼HUGメンバー)です。
今回は、高校2年生のみきちゃん(仮名)との、オンラインでの「はたちクエスト」の一コマをご紹介します。
はたちクエストは、「子どもたちを社会に迎え入れる」がコンセプト。
社会のことや仕事のことを知り、自分の興味関心や好き・得意を踏まえて将来を考え、進路や生活をデザインしながら、未来(自立)に向けた力をクエストフレンドと一緒に備えていくプログラムです。
今回は、1年間のプログラムや出来事を「振り返る会」。
子どもたちが、この1年をどう感じているのか?どのプログラムを印象的に覚えているのか?どんな答えが返ってくるのか、クエストフレンドとしてもちょっぴりドキドキの会でした。
▼各プログラムを振り返ってどうだった?
みきちゃんはどの会の内容もよく覚えていて、こんな事やったよね、と学びになったことや面白かったことを振り返って教えてくれました。中でも、将来の生活をイメージするための「住まいクエスト」「お金クエスト」は印象的だったようで、『おばけが出ない家が、思ったより多く見つかって良かった!』『バイトと奨学金で生活できそうで安心した』と話していました。『自分の生活の中では考えることのないテーマだったので、触れられてよかった』という言葉も出てきて、これまでプログラムを作ってきた私もとてもうれしい気持ちになりました!
▼学校や家での生活を含め「好きなことに邁進する1年!」
続いて、プログラム以外の学校や家での生活を一緒に振り返っていき、みきちゃんの「好きなこと・楽しかったこと」について話しました。
●最初は嫌だったバレー部
7月から所属しているバレー部は、”初心者”としての入部。最初は打ち返すことも難しくて、練習で他校と試合するのが嫌だったそう。でも最近では、打ち返したり、試合が形になってきたり、チームに貢献できていることを実感できるようになってきたようで「楽しくなってきた!」と教えてくれました。
●大好きなメイク✕進学
ずっと大好きなメイクについても、今はトクベツな勉強はしていないけど、YouTubeやInstgramで見たものを自分に合うように部分的に取り入れている、とセンスの光るコメントがでました。メイクに関しては、将来学びたい学校も決まっているようで、「オープンキャンパスには、3回行くといいと聞いた。今年、2回行ったので、来年あと1回行くつもり!入試は面接なので練習しないと」と意気込みを語っていました。オープンキャンパスでは、ファッションショーが印象的だったようで、どの出演者もかわいかった!とテンションが上がっていました!笑
▼「クエストフレンド」として1年間、子どもたちに寄り添ってきて。
今年度から始まった「はたちクエスト」。
最初は手探りのことも多く、子どもたちのためになっているのか試行錯誤のプログラムでした。しかし、施設職員さんとも何度も相談をさせていただきながら、”退所”に向けどんな心構えや情報を知っていてほしいか検討・改良を重ねてこられた1年でした。
結果として、子どもたちからも「漠然とした不安が少し払拭できた」「自分を客観的に見ることができて面白かった」といった声がもらえたことや、真剣に自分の進路情報に向き合う表情を見ることができ、子どもたちにも役立つプログラムになっていたのかなとホッとした気持ちになっています。
いよいよ高校3年生になった子どもたち。
”退所”がより現実味を帯びてくると思いますので、子どもたちの社会への不安・自立への不安に寄り添いながら、将来を一緒に描いていけるような存在でありたいと感じます。
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