セツブンソウ

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きもちを集めたら
君になった


立春と聞いてもピンとこないのは、やはり寒いからでしょうか。一年で一番寒い時季と春という言葉がやはり結びつかないからでしょう。立春の前日が節分です。文字通り季節を分けると書きます。ここから春のスタートだよと暦が教えてくれます。
この頃に咲くのが文字通りセツブンソウです。実際は、旧暦の節分の頃なので、もうちょっと遅いのですが、如月も望月を過ぎる頃には花を咲かせています。冷たい大地から、蕾とともに持ち上がり、葉を開くとともに花も開きます。あまりにも綺麗なので、何か誰かの思いを純度の高い結晶にしたようです。その小さな結晶が、あちこちで咲いています。その思いがどんなものかを聞きながら眺めていると、やはりこの花が綺麗な理由がわかります。

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