絵のない絵本⑮ あおちゃんとあかくん(みちをあるくときは?)
あおちゃんとあかくんは、おさんぼがだいすき。
いつもふたりでおさんぽにでかけます。
あおちゃんは、てくてくてくてく。
「あ!ありさんだ!」
「こっちにはちょうちょ!」
「みてみて!かわいいお花だよ!」
あっちへてくてく。こっちへてくてく。
あらあら、ぶつかりそう。
あかくんは、はらはら。
「きゅうに走っちゃぶつかるよぉ。」
「よそ見してたらこけちゃうよ。」
「そっちはあぶない!おっこちちゃう。」
あかくんはというと、
ちょっとあるいて ぴた。
きょろりん、きょろりん。
まがりみちで ぴた。
きょろりん、きょろりん。
くるまがきたら ぴた。
きょろりん、きょろりん。
しっかり止まって、ぶつからないようにあるいているね。
あおちゃん、あぶない!
キキーッ!
あおちゃん、あぶなかったよ!とあかくん。
ごめんなさい。とあおちゃん。
そうだ!いいことかんがえた!
て つなごう!
うん!
それからふたりは手をつないで、
ちょっとあるいて ぴた。
きょろりん、きょろりん。
まがりみちで ぴた。
きょろりん、きょろりん。
くるまがきたら ぴた。
きょろりん、きょろりん。
ぶつからないようにあるいています。
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