二重三重のワクチンの有効性統計詐欺
テキサス州司法長官がファイザーを提訴
95%は相対リスク削減に過ぎず、絶対リクス削減は0.84%
2ヶ月間以降の効果予測不能なのに効果は持続的と印象を与えた
感染伝搬防御を測定せずに、愛する人を保護するとキャンペーンを展開
接種者のCOVID-19死亡率が高くなった地域あり
真実を広める人達を強迫し誤情報を広める犯罪者と呼んだ
2023年11月にテキサス州司法局がファイザーを提訴した[1]。訴状には95%は相対リスク削減に過ぎず、絶対リクス削減は0.84%であると訴えている。アメリカ食品医薬品局(FDA)はそもそも、絶対リスクを提示せず相対リスクを提示することは消費者に誤解を与えると見做しており、禁止している。
またテキサス州司法局は感染伝搬防御を測定せずに愛する人を保護するとキャンペーンを展開したことが不誠実であることや、現実には接種者のCOVID-19死亡率が高くなった地域があること、真実を広める人達を強迫し誤情報を広める犯罪者と呼んだことなどを批難している。
この後、米国では共和党知事のいる州でファイザーを訴える流れが加速していった。
ファイザーワクチン95%有効率は絶対評価では0.84%
絶対リスク削減では 0.88-0.04 = 0.84 の効果に過ぎない
元から1万人中88人が発症つまり9912人が発症しなかった
接種で発症しない人が84人増えて9996人になったに過ぎない
元からほとんどの人が発症せず結果はほとんど変らない
しかも発症しない人が増えたという結果も疑わしい
95%有効率が本当は0.84%であることを、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に置かれているファイザーワクチンの「臨床に関する概括評価」資料[2]を元に解説する。
プラセボ群は1万8千人中162人の感染者なので発症率は0.88%である。一方でワクチンを接種した結果1万8千人中8人の感染者となったので発症率は0.04%になった。有効率は (0.88 - 0.04) / 0.88 = 0.95 つまり 95% 計算できる。しかしこれは相対リスクと呼ばれる。
FDAは相対リスク評価では無く絶対リスクとして評価すべきとしている。絶対リスクの計算をする前に現実に何が起きているか考えてみる。1万人当り考えてみる。0.88%なので元から1万人中だと88人が感染していた。つまり9912人が感染しなかったのである。ほとんどの人が感染していない。
ワクチンで感染しない人は4人に減って、9996人が感染しなかったに過ぎない。つまりほとんど感染しなかったということは、ワクチンを射っても射たなくもほとんど変らない。数値的に説明すれば、相対リスク効果では 0.88-0.04 = 0.84% の効果となり、100分率で 95% だったものが実は 0.84% だったのだから、ほとどん効果は無いのである。
ファイザーワクチンの除外6倍、本来はマイナス効果の可能性
接種群だけ302人の陽性者などの除外、発症者より多くプラセボ群の6倍
6倍も除外すれば高い有効性が出せる
風邪症状や陽性者数の観点ならマイナス効果だったのでは?
どのみち陽性者の行動が制限されたのだから逆効果
しかし実は95%効果が実は 0.84%効果だという話に留まらず、マイナス効果だったということについて解説する。
臨床試験では途中で条件に合わなかった参加者、治験者を除外することがある。ファイザーワクチンの場合は、ワクチン接種後 1週間以内に陽性だった人を外すことになっており、というかプロトコル(治験の実施方法)が途中でそのように変更されており、接種群では302人が除外されている。プラセボ群の除外は52人であり、その違いは6倍となっている。
外された全員が陽性者かどうかは分らないが、接種群の除外302人は、プラセボ群の発症者162人よりも多い人数である。一般論でいえば、発症者の数よりも多い人数を除外するのであれば、結果として高い有効率を得ることができる
この中の実際の発症者数によっては、発症者も接種群の方が多くなる。
資料では除外の302人中、発症は2人だけということになっているが不自然である。プラセボ群では 52人しか見付けられなかった陽性者を、発症者が 2人しか見付からなかったのに接種群では302人も見付けている。
実際には行われたのは、「発症を疑い」PCR検査をして302人を陽性者として除外し、最終的に2人しか発症していないと判断したということでは無いだろうか。であればそもそも資料には無いが発症が疑われた人自体が、ワクチン接種群で多かったということになる。
ワクチンの副反応があるから当り前と考えるのも既に思考がおかしなことになっている。症状がある人を増やしているだけなのである。
またワクチン接種により陽性者が多くなってしまうだけで問題である。風邪であれば、通常はPCR検査をして陽性でも症状が無ければ発症しているとは見做されず、言うまでも無いが行動制限も受けない。一方でコロナ対策においては症状が無くても陽性というだけで各種制限が加えられていたのである。陽性を増やすワクチンでは社会に逆効果にしかならない。
ファイザーワクチン6ヶ月追跡論文では接種で重症者が増加
各群2万人規模、コロナで重症化は30人から接種により1人に
しかし他の病気での重症者は150人から262人に接種群で増加
新型コロナ重症者を減らしても、他の病気での重症者を増やすことを示唆
死者についても、コロナ死者は減っていても、全死因死者が増えている
毒だって与えて重症化させたり死亡させたりすれば、コロナ重症者は減る
ファイザーがワクチン接種後の6ヶ月追跡論文を2021年7月[3]に出しており、同9月に査読済み論文[4]になっている。治験として約2万人の接種群と2万人のプラセボ群(非接種群)とを比較している。ワクチンの発症予防効果も重症化予防効果も90%以上あり、深刻な有害事象も無いという論文の結論になっている。
しかし論文に付録(Appendix)として掲載しているデータも併せて表にすると、とんでも無いことが分る。
確かに接種群でコロナで重症化した人は1人とプラセボ群30人より少ないというデータになっている。しかし接種群でコロナ以外で重症化した人は262人となっており、プラセボ群の150人よりも、112人も多くなっており、7割増しである。コロナで重症化しなければ、他のどんな病気で重症化してもよいのだろうか?
プラセボ群でも有害事象が計上されていることを不思議に思うかもしれないが、ヒトは生きていれば病気になる。であるからプラセボ群であっても追跡すればワクチンの副反応かもと思える症状が出るヒトは現れることになる。二重盲検定という方法が前提なので、治験者にも医師にも接種したものがワクチンなのか生理食塩水なのか分らないし、症状が出た人にワクチンを接種していたのかかも治験終了まで分らないことになっている。
この表をSNSで公表したとき「コロナの重症化と、ワクチン接種後有害事象の重症化は違う!」と散々批判されました。確かに違うのだけれど、ワクチン接種後有害事象での重症化は Severe Grade 3 といわれるもので、定義は、日常生活に不具合があり医療介入や入院が必要というものであり、一般の方が考える重症の定義とは齟齬は無いと考えている。人口呼吸器やICU利用を必ずしも必要とするものでは確かに無いが、コロナの重症と定義が違うからといって無視するわけにはいかないだろう。
また批判として、この論文は有害事象を評価するものでは無い、とも言われた。論文が導き出そうとする答えと違うことをデータから読み取って公表することが、何故、批判されるかも分らない。医学論文の作法としては間違っているといわれるのなら、それは医学論文の作法が間違っているのではとしか筆者には思えない。