20240226 晴れ、強風

法務局へ行く。

きのうから読み始めた、大江健三郎の「新しい人たちよ眼ざめよ」と水筒に入れたコーヒーを持っていくが、本は一行も読めなかった。
初めて行く場所で、周りが気になってしょうがなかったから。
来ている人はどんな人かとか、職員の仕事の様子とか、この役所がどういう仕組みで回っているのかとか、そんなことを考えながら周りを見ていたら本を開ける間もなく書類が用意されて自分の番号が呼ばれた。
コーヒーは全部飲んだ。

と言っても、家に帰ったら、出発から2時間が過ぎていたけど。

昼は朝に作っておいたサンドイッチ。
午後、またもや図書館へ行ってスターバックス。
きょうも1円取られた。

夕方、兄が書類を持って来宅。
実家がらみで兄のところに届いた書類を捨ててしまったという。
必要かもしれないのに。再発行手続きを兄がやるだけ、と言えばそうだが、腹が立って仕方がない。
1カ月もたたないのになぜ捨てるのだろう。それも自分の書類じゃないのに。

自分の基準で考えるから腹が立つのだ、とよく言われる。
他人に期待するなとも言われる。
何度も自分に言い聞かせるが、腹が立つものは立つ。
唯一の対処策は、時間が過ぎるのを待つこと。いくらか時間がたてば怒りもおさまる。その時間が苦痛なだけだ。

「新しい人よ眼ざめよ」は「新潮」で浅田彰がいいと言っていたから(確か)、読み始めた。
ぼろぼろの文庫本だ。昭和61年の第1刷で税込み440円。ぼろぼろなのは、インド旅行に持って行ったから、とのこと。
浅田彰は、小説は大江健三郎が書けばいいから自分は書かない、というようなことも言っていた(確か)。

こうやって何か書くと気持ちが落ち着く。
note、ありがとう。