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BioPrototypeはロジカルに攻撃部品組み立てローグライク

Bio Prototypeでロジカルな実験しまくってたので楽しさをご紹介。


Bio Prototypeとは

ヴァンサバ系っぽいWaveで進めて行くローグライト。一番のポイントは実験体の脳に器官をつなげていくところ。器官は武器というより部品なので攻撃方法の挙動が変わる。つなげ方次第で弾の発射場所が変わったり、ダメージが数倍変わったりするので、プレイ時間の大半が組み合わせを楽しんでたりするゲーム。

ゲームの流れ

Stageは0から5まであって、Stage0はWave10でそれ以外はWave15まで。最後にボスを倒したらクリア。Stageが上がるごとに強い敵が出たりして難しくなって最後のStage5になると接続できる器官がかなり限られるモード。

Waveの合間に3種類のことができる。器官をつなげて変わるための変異、ダメージ強化したりする培養、そしてお試しするテスト。テストがあるので最初のうちは組み合わせてテストで試して組み合わせてを繰り返せる。テストでHP0になってもまた変異や培養の選択画面に戻るだけ。テスト画面からでも器官の付け替えができる。

実験体の特徴がわからなくなったらこの画面で左下を見る

培養画面から強化に使う細胞は敵を倒すとドロップするので頑張って拾っておきたいところ。

器官の組み合わせの可能性

器官の組み合わせがこのゲームのメインで、かなり楽しい。これがメインなので1プレイ終わってもすぐ次を始めたくなっちゃう中毒性がある。

器官は(発動条件)と<アクション>の2つが最低限の組み合わせ。例えば(1秒に一回発動)で<弾を3発撃つ>、(敵に当たったら発動)で<広範囲のネズミの前足>で攻撃、など。<>と()はゲーム内のアイコンのひし形と丸のことね。

<広範囲攻撃>(敵に当たったら)<弾を飛ばす>(敵を倒したら)<広範囲攻撃>

こんな感じで2口に分岐するものもある。分岐は<アクション>だけでなく(発動条件)にもあるのでそれだと1回発動したらそこにつながる2つの攻撃ができちゃう。

組み合わせが敵を倒すことにどう影響するかと言うと、(1秒に一回)<3発の弾を発射>して、(敵に当たったら)<ネズミの前足>にすると自分が発射した弾が当たった敵の場所に広範囲攻撃が発生するので遠くからでも敵の集団を攻撃できる。

<3発の弾を撃って>(終わったら発動)<3発の弾を撃って>(終わったら発動)<ネズミの前足>とすると最終的に9回分のネズミの前足で攻撃できる。これでダメージ9倍!

画面上の脳が8/8となっているのは脳の容量。脳は通常4つ、キャラによっては8つまで増やせる。1つ目の脳で弾を撃ちまくって、2つ目の脳では倒しきれなくて近づいた敵を倒す近距離攻撃を用意したり。

組み合わせでダメージを伸ばすポイントは3つ

  • 連鎖

  • 攻撃を発動するのは誰か

  • 持続時間

連鎖はさっき上げた例の通り倍倍に増えて行く感じ。だけど効率というものがあって、(1秒で実行するけど効率80%)だと早めだけどそこにつなげた<アクション>の攻撃力は8割になる。(終わったら発動)だと割と高めで180%や200%、(敵に当たったら)だと50%ほどで少な目。でもそれぞれ使い方次第でかなり強くなったり。

攻撃を発動するのが誰かっていうのがかなり重要。器官には攻撃系以外に子孫というものもあって、モモンガ5体生成したり、ミュータモン8体生成したり。他に羽というバフもある。羽はそれ以降につながる挙動がすべて引き継げる。羽を腸や肺で範囲型にして子孫に引き継ぐことができる。1つ目の脳で子孫を作成、2つ目の脳で羽の後ろに最終的に9発の弾の組み合わせ。そうすると羽バフがかかっていると9発の組み合わせがモモンガ5体に引き継がれる。最終的に45発の弾になる!!

レーザーも強い。4秒くらい継続して攻撃できたりして、無傷の敵に撃ったり、羽のキャラに撃ったりできる。そして羽と同じくレーザーの後ろにつなげたものは対象に引き継げる。<無傷の敵にレーザー>(1秒後に毒をまく)とすると近づいてくるころには敵のHPはすでにボロボロ。子孫を大量に生成してから子孫同士をレーザーでつなぐだけでも線の色が濃くなってかなりのダメージを叩き出す。スズメの子孫なら敵に向かっていきながらレーザーを撃ったり、ミュータモンや蟻は動いてくれないけど数が多いのでレーザー束ねて高威力にしたりできる。

誰が攻撃したら強くなるのかを考えると、マップ上に存在する数はこんな感じ。

プレイヤー=<ボス=<エリート<実=<子孫<敵<持続する触覚

実と子孫の辺りは体感です

滞在時間的には子孫は基本ずっと画面にいる。敵は倒したらいなくなるので自分が強くなるほど少なくなる。そしてもう1つのポイントの持続する触覚。

ドラゴンの触覚とワームの触覚だけは他の触覚の弾と違って存在時間が3秒。ということは3秒以内であれば攻撃できる。<3発の弾を撃つ>(当たったら)<ドラゴンの触覚>として大量に画面に出した後で攻撃すれば子孫よりも多い数での攻撃ができる。何それ強っよ!

ワームの触覚はドラゴンより近距離だけど出だしが速い。<3発の弾を撃つ>(当たったら)<ワームの触覚>(当たったら)<ドラゴンの触覚>などとすると敵の集団に当たったらかなりの数のドラゴンの触覚が産まれる。

ドラゴンの触覚やワームの触覚に肺や腸を付けて範囲攻撃、そこに毒をまくと広範囲でデバフがかけられる。シュレーディンガーというデバフはHPの数%以下になったら即倒せるのでシュレーディンガーの範囲デバフを持つドラゴンの触覚を回すと倒すのが速くなる。

ドラゴンは時計回り、ワームは反時計回り、そしてそれぞれからレーザーを子孫に向けて撃ったりすると敵に当たりやすく遠距離から攻撃できるレーザーが見られる。

たくさんつなげるようになると後半のダメージが少なくなることもあるけど、組み合わせの開始地点の脳から離れるほど強くなるツノもあるのでそれを付けて雷を落とせばかなり強くなる。ドラゴンやワームの触覚自体もある程度ダメージは出るのでドラゴンの触覚からワームの触覚を出したりすると面白い攻撃風景が見られたり。

そんな感じで色々考えて実験することがめっちゃ楽しいわけです。

実験体(操作キャラ)の種類

操作するキャラ(実験体)は全部で24体いて実績などを達成するごとに解放されていく。大体どのキャラでStage1をクリアと言うものが多い。

実験体の種類は色々あって強い面もあれば弱い面もあったりなかったりする。発射する弾をプラス1してくれたり、発動時にもう1回発動してくれたり。例えばアサシンはクリティカルダメージとクリティカル率が2倍になるけどクリティカル以外はダメージ0になっちゃう。

良くわからないのは実験でわかるけど、説明だけだと疑問がたくさん。

器官おぷしょん?

普通は3択だけど逆命だと4択になる。おまけにリロードは50個も使うけど青色以上のレア器官。

ファントムはダメージ0とかもう何言ってるかわかんない。

とりあえず体当たりで倒すっぽい

コッコは接続する器官数が一番多い脳だけが機能するってものだけど、2つの脳でも同じ接続数にしておけば両方実行された。器官は全部2つずつもらえるので大変だけどお得感もあったり。でも難しくてStage1でクリアしたけど。脳容量のところを見ても胃などは実質0や最低でも2のものもあるので要注意。

ちなみにこの3つはクリアできてない。メリットが少なくて縛りプレイに感じられるから。
シェフ
ならず者
彫像

それ以外は基本的にゲームの遊び方をより深く知るために良いので片っ端からプレイするのがおすすめ。

ゲームモードなど

このゲームは最短で組み合わせせずに突き進むとたぶん30分くらい。だけど自分の場合は平均1:30くらいだったと思う。2回もプレイすると3時間。考える時間を減らせば良いけど、1か所組み替えるだけで数倍変わるダメージを見るとやっちゃうよね。

そんな人でも大丈夫。説明はなかったと思うけどちゃんとセーブ機能はある。プレイ中にメインメニューに戻るだけ自動セーブ。

Stage5を3回クリアだったかな?サンドボックスモードってのが出てきた。ヴァンサバにもあった気がするけど、いらない器官を無効にできる。使ったことないけど。

Stage1から5は一回クリアするとエンドレスモードが遊べるようになる。
初めてのエンドレスなのでStage1を選択したら週末はずっと遊んでました。

16時間にわたる長時間の実験だった。Wave323まで。

最後はやられても実験成功って出てた

エンドレスモードは色々試せてどんどん強くなるので止まらなくなる感じ。だけどある程度まで行くと上の動画のように放置ゲーになっちゃったので考え方が少し変わっちゃうかも。いつもは「いかにダメージを出すか」だけどエンドレスモードは「どうやったらやられないか、画面が重くならないか」になってた気がする。実験中の残り時間が現実時間の数倍の遅さになっちゃうとさすがに重さも気にしてくる。
「実験室では時間の流れが現実の半分だ!?」(PCが重くなってるだけ)

ちなみにデバフをまく系は重いのでツノで雷落としまくるのが軽いです。

クリアと実績

このゲームは考える時間を取れるならローグライクの中でもクリア率は高そう。クリアできずにやられたのは数えるほどしかないくらい。全実績解除まで67.9時間。

実績は全キャラクリアしていなくても達成できる。キャラを解放するためのキャラはデメリットだけじゃなくてメリットもあるのでこのゲームの遊び方を学びながら進める感じ。あと移動速度はWave8くらいまでに3段階は上げたほうが良い。Wave3、5、7くらいまでで上げる感じかな。逃げられなくなるから。あと前半は細胞複製をやりまくっておくと細胞がよりたくさんもらえる。

エンドレスモードは実績解除はWave35くらいだったから慣れた人なら強くなって敵を倒す!ってのが実現できそう。さらに長く進めるなら守銭奴がおすすめ。

長期戦に強い守銭奴

培養での強化はある程度進むとほぼすべて終わって、残りは基礎ダメージやクリティカルダメージなどになるけど、それでもWaveごとに数%しか伸びない。そうすると敵が硬くなっていくのでつらくなる。守銭奴はWaveの開始時に手持ちの30%の細胞がもらえる。その上細胞20個ごとに基礎ダメージが1%増加する。終盤は何もせずに開始すると毎Wave5000個の細胞がもらえる、20個で基礎ダメージUPだから250%増加。1Waveごとに細胞が拾えるからもっと増える。Stage1では300Wave超えてもまだまだいけそうな感じだった。というか他のキャラの増加率を見るとどこまでもいけちゃいそう。

あとは海外の人が動画上げてたけどファントムに回避率UPの羽根を付けての放置プレイでWave100ってのもあったので、興味が有ったら試すと良さそう。ファントムは器官が揃ったらどこまでも進めそう。

デイリー

デイリーができるようになるのはStage5を3回クリアだったかな。
発売してそろそろ1年だけどランキングは20人くらいで少な目でした。
下の画面の特徴に書いてあるのは追加部分なので基礎部分はメインメニューのコレクションから見て確認しておくのが良い。いつものキャラの特徴に追加で特徴がある感じ。

だけどマイナス面ばかりが増えるように感じられたので少ししかやってない。きつくなるほど楽しめる!って人にはおすすめできそう。

どんな組み合わせがあるか

文章では書いたけど、実際にどんな感じのプレイ画面なのかってのを挙げておきます。

定番の子孫レーザーからドラゴンの触覚レーザー。

弾を増やして、最後に前足でトドメ!

弾幕多いの良いけど細胞を拾いに行かないといけない。こういう時はマグネットフルーツが欲しい。

まとめ

ローグライクってやられるのが当たり前、やられるまで終わらないってものもあると思うけど、やられるのは好きじゃない。でもローグライクの「遊ぶたびに新鮮な体験!」って考え方は興味深いものでした。ヴァンサバも途中でやらなくなっちゃったくらいの自分でもクリアできたのでこのゲームは多くの人が遊びやすいはず。

器官の繋げ方を考えるのが楽しいけど、その先にちゃんと考えた通りに動く(はずの)攻撃が繰り広げられる。考えた時間はその結果である強さを生み出したわけだし、あれこれ試したくなってくる。これがBio Prototypeの魅力だと思う。考えて、繋ぎ方を変えて、結果を見る、そうこれが実験。だからクリアした後でもすぐ次をプレイしたくなる。

ゲームだしローグライクだけどプレイスキルというよりもロジカルに攻撃の流れを考えて組み立ててつなげて試す、頭の使い方はまるでプログラミングのよう。子供が遊ぶゲームを探してるって人にもおすすめできそう。

このゲームは良い感じにまとまっているのでたぶんPCのSteam以外でも遊びやすい。メインメニューからコレクションを見ればキャラの解放条件がわかるし、実績の達成条件も書いてある。ネット方は逆に動画ばかりでキャラクター一覧は見つからないくらい。途中で名前の変更があったこともあるだろうけど。

とても楽しく、遊ぶたびに印象が変わるプレイ感はまさにローグライク。最初の一本にも良い感じで500円しないっていう。あ、セールでさらに21%オフになってる。サクッと買って細胞を拾う時のポコポコ心地良い音を聞いて病みつきになれば良いと思います。

新鮮なプレイ感覚って普通は新しいゲームが発売したり、大型の変更のあった続編が発売されたり、音ゲーで新曲が入った時くらいだと思うけど、これはローグライクなのでプレイするたびに変わっていくことを味わえる。やっぱり良いですね新鮮さ。
これであなたも良い実験を。

それじゃまたねーノシ


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