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SHARE LIFE ♯気ままに読書感想文

「東京で暮らす」
あたりを見渡せば、テレビで取り上げられたトレンドのものばかり。
欲しいものはすぐに手に入るし、有名なお店にはすぐ行ける。
深夜まで輝き続ける東京の街。

そんな生活を手放して、鎌倉のシェアハウスに住み、週末は海か山。
私の幸せの定義は限りなく、シェアに近い。


第1章 新しい時代

日本が抱える課題「もっと成長しなければいけない」「もっと高みを目指さないといけない」そんな強迫観念からくる過労・過労死

腑に落ちた。

「働かなければいけない」から一定を超えた人たちはその感覚が麻痺して「もっと高みへ」「もっと成長へ」を繰り返す。
もちろん走っている時はすごい疾走感があるし、達成感は何よりも気持ちい。でもそこに私は何か違和感があった。
それを言語化してくれたのが、この言葉なのかもしれない。


GDPでは測れない幸せの量幸せは見えないし、測れない

大手企業で働き、たくさん生産する人=幸せ?
個人やフリーランスで生きてる人の方が、私の中では幸福度は高いと思ってる。でもきっと彼らの幸福度はGDPや数値には現れない。

「幸せの定義」は何?
ものを持つこと? 人と共感し、時間を過ごすこと?
「豊かさ」の定義が社会的なものから内面的なものに変わる。

第2章 新しい価値観

今の生活を変えたい時、今まで所有して来たものが足かせになる時がある。

2015年夏、ワーホリ真っ只中だった私は、オーストラリアのケアンズで30キロのキャリケースを引きずりながら街を歩いてた。

キャリーケースと言えども、30キロになるとかなり重いし、何より走ったり小回りが利かない。乗りたいバスまであと5分ーーー間に合わない!!!

「こんな海外の街まできて、重いキャリーケースに振り回されて、私は何をやってるんだろう? なんでこんなにたくさんのものを持ってるんだろう?」

そこから4年経った今、1〜2週間の旅行なら3〜4キロの荷物(リュック一つ)で、私はいつでも旅に出れる。ストレスフリーーー!



第3章 新しい生き方

確固たるスキルを持っていなくても働ける方法

もちろん、確固たるスキルがあったほうが質の高い案件や、価格の高い案件を受けれる。
でも全員がそこまで行くのは時間もかかるし、そもそもどの程度のスキルが必要かも案件によって違う。

会社の肩書き以外にできることはなに?
 ・いつの間にか肩書きを自分の名前にしてない?
 ・自分の名前よりも「肩書き」が先行してない?
「私はだれなのか」をしっかり持って生きていきたい。


「世界中、どこにいても居場所だと思える場所がある」

旅好きにとっては最高のフレーズだと思う。すごくグッときた。

「いつかは海外に行きたいんです」
「なんで海外に行きたいの?日本じゃダメなの?」
って聞かれることはよくあるけど、
「なんで日本にいるんですか?」と返す日々。


家族とは「自分が信じたい対象と、それに共感する他者との結束」

シェアメイトと過ごしてると、友達なの?家族なの?と定義が曖昧になる。
共に過ごす時間や居場所に意味や理由なんてない。
家族を「血縁関係」だけでなく「いまこの時間を共に過ごす人」と定義できたらどんなに幸せだろうか。
私は「鎌倉のシェアメイト」という新しい家族を持つ。


第4章 つながりが社会を救う

消費し続けなければいきていくことができない

東京に住んでた頃の土日といえば、カフェに行くか?買い物をするか?
とにかく都内に出て「何かを消費していた」
それが嫌な時は自宅で死んだように寝るか。

ただ海に行く。ただ山を歩く。
そんな鎌倉の週末は何も消費していないのに、何よりも私を癒す。


第5章 シェアするマインド

個人間同士でやり取りをする中で、個性が必要になる

自分らしさが問われる時代。
会社の肩書きをなくした時、私は何ができるんだろうか?
このnoteを書いているのもそんな一つかもしれない。



読み終わって少しずつ付箋を外してたら、最後に残った付箋からなんとも言えない目線を感じた。

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