符亀の「喰べたもの」 20240204~20240210
今週インプットしたものをまとめるnote、No. 177です。
漫画
「ジーンブライド」(3巻) 高野ひと深
不思議な学園、自分と同じ名前同じ顔の少女、謎や世界と戦う女性の物語です。No. 101以来の登場です。
主人公の相方役である男キャラ、正木のキャラクターが凄すぎます。もう3回連続で同じことしか書いていません。楽できて助かるよありがとう正木。今まで「主人公の相方役である男キャラ」表記でごめんな。
これまでの回では、正木の変人性の役割を、作品を過度に説教臭くせずエンタメの枠内に留めるものと考察してきました。ですが、この巻を読んだ結果、彼の仕事はむしろ逆なのではないかと思いました。つまり、彼が一回エンタメの枠を出た話を強引にエンタメに戻せるからこそ、重い話も書けるのではないかと感じています。
あと、この巻は作中設定のミステリー部分も明かされ始めてきてストーリー面でもさらに面白くなってきたんですよね。ジェンダーの話とか抜きでも単純に面白い。そこ触れるの今更な感じもありますが、この巻の佳境っぷりでそこ触れないのも変な気がするので触れました。
「税金で買った本」(10巻) ずいの(原作)、系山冏(漫画)
学びたい心を刺激されたことをきっかけに、ヤンキーの少年が図書館の魅力に気づいていく物語。No.164以来の登場です。
「これ描いて死ね」(5巻) とよ田みのる
漫画に勇気をもらった女の子が、恩人にあたる元漫画家の先生や仲間と共に漫画を描き始める物語。No.156以来の登場です。
「鬱ごはん」(クロス第49話) 施川ユウキ
”通常”独身男性の日常ひとり飯を描いた漫画です。
ホラー回において、そのオチを「以上創作話でした」で終わるのアリかよと驚かされました。日常系の話だとこういうこともできるんですね。しかもそれで怪談部分がちゃんと怖いのがまたすごい。
「カードゲームうさぎ」(第二百九十一話) ワタル
架空のTCGをプレイする動物たちを描いたtwitter連載です。No. 169以来の登場です。
「くま吉VSクラマ」編、オモロイ。
コントロール使い同士の攻防を、「思考力が高いプレイヤーだからこれぐらい考えてるんですよ」の演出も兼ねつつ全部書いてくれるのが優しいですね。もう漫画というより説明文読まされてる感じの文字量ですが、逆に演出として割り切ってバカみたいな文字量にすれば、そして内容や改行で読みやすければ、それを漫画でやっても面白く読めるというのは勉強になりました。
今週は、気に入った1シーンだけに注目したインプットが多かったなという印象です。「ジーンブライド」も、こういう考察になったきっかけは羽織りをかける場面見てですし。まあそんな回もあっていいと思いますし、変に批評家気取りで無いもの探し出そうとするよりマシな気もしますけども。
一般書籍
ちょっとは余裕ができたものの、まだまだ毎日深夜帰りなので読書の時間は作れてないですね。以上言い訳タイムでした。
Web記事
新人バーチャルYouTuberのピエ郎氏による、「廣井きくりの深酒日記 ぼっち・ざ・ろっく!外伝」のレビューです。
「”天才ロックミュージシャンは27歳で亡くなる”というジンクスを意識してしまう25歳という設定」など、解像度が高くて面白かったです。そしてこの動画で語られる本作の面白さが廣井きくり含むキャラクターの魅力なのですが、そこに特化した構成なのが、本家の「ぼっち・ざ・ろっく」の長編ストーリー部分の魅力も求めていた私に本作が刺さらなかった理由なのだとわかり個人的にも納得できました。面白いのに読後感イマイチだった原因がわかってよかったですし、その前提で読めば今後はもっと楽しめそうなのもよかったです。
「M-1風結果発表」
Google Formsのアンケート結果をM-1の結果発表風に表示するWebサービスです。(Webページ内の説明より引用)
こういうのほしかったのよね。ホンマか?
なぜかはわからないのですが、最近「ポケモンソルジャー」さんの動画を見まくっています。いや多分スマホで頭空っぽにしながら知ってるジャンルの知識王の凄さを眺めて知識欲刺激してもらえるのがいいんでしょうけど、こうまとめると私がカスすぎるので気づかないでおきます。ちなみに、現時点で一番好きな動画は種族値クイズ系です。これとかこれとか。(日記枠)
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