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パプリカ自由律


・独り暮らしの部屋でこれ見よがしにコバエが交尾

・「臭」と言われる前に言う人

・クラスメイト以上卒業後も会う未満

・傘をさしてない人もいるいけるだめだ

・牡蠣に怨みがあるとしか思えない程の殻の数

〇自分より忙しそうなコバエを見て焦る

・一般人の一般人モノマネ

○大事な事を決めるジャンケン約3年ぶり

・どう見ても少年達の身体能力に合ってない塁間

○一度出塁すれば3塁まで行けてしまう少年野球

○炭酸のフタ開けた時みたいに鼻で笑われた

・新品のターバン蒸す前の小麦料理みたい

・ちょっと遅れて行きたい是が非でも

・約束1時間前に来るあの後悔

・たまたま目にはいったと言って7枚の作文を読了する母

○滑舌良く間違える

・良く言えば継ぎ足し継ぎ足し

・プールのはしゃぎ方が思い出せない

・ずっと見るというボケをあえてここで風に

・部屋着で出てしまった時こそ堂々と

○傘が持ち主に似る

・ブランコじゃなくていいなら代わって欲しい

・クマと相撲をとっていた事しか

・蚊取り線香の煙が見事に室内へ

・エレベーターのボタンを2度押しで消す見せたかったみたいに

・最後の最後まで隣が空いてる

・常連客とバーテンダーが同時に振り向いた閉めた

○あそこに家がある人しか使わない道路

・この景色がきれいだと思いましたという宣言になるパシャ

・服部もらうからボールこっちでいい?

・あの部屋から見た景色を想像する

・向かいの家が窓際に机を置いた

○生産過程が分かる割れ方をした飴

・本人が一番うるさいじゃ納得できない

○美人のお父さんが禿げているいけるかも

・ト音記号を練習した一行

・性別的に世の半分は無関心だと思えば

・クリームをすくうだけのヘラて

・蚊取り線香に蚊が止まっている

・店長が居ない日の味

○だらだらと歩くグループにつっかえて一員と化す

○味で勝負するしかない外観

・チェーン店でなければ紹介したかった

・準備中か営業中か分からない言い回し

・チェーンとは思えない味のある看板

・味があるという優しさ

・蚊取り線香を焚く灯す焼くどれ

・何かの投票所だと思ったら地鎮祭

・ベートーベンの背景みたいな色

・女子もちゃんと歌っていない

・100円の価値はある10円玉

・今日は家の枕で寝れる

・トリビアのためにブルースリーを借りた

・草野球という名に相応しくないほど怒られた

○氷になると触れる水たまり

・一度に家族分作るチャーハンは焼き飯

・客より早い電車で帰る

・親友に万引きをさせた店が悪い

・エアーが出なくなっても全部入るまで遊ぶ

・体格に無理がある楽器

○言葉を失ったかの様にリコーダーを吹く

・今日に限って資料集が要る

・判断する前にありがとうと言われる

○母校の有名人が母校のお陰ではないと分かる業界

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