紅茶工場の無骨さが残るおしゃれ「ヘリタンスティーファクトリー」～エレベーター編～

３話目にしてやっとヘリタンスティーファクトリーの建物内部に潜入します。外観がほぼそのまんま紅茶工場のヘリタンスティーファクトリー。
ホテルの中に入ると不思議な、と言っていいのかアンバランスなバランスと言っていいのか独特の雰囲気が漂っている。

外装とは違い、内装は相当改装している。工場で使われていた機械の一部がゴロンと置いてあり、紅茶工場の無骨な雰囲気を残したまラグジュアリーな空間を演出している。
少し間違えるとゴチャゴチャしてダメな感じになってしまう。バランス感覚が絶妙。危ういけど無骨なおしゃれ、もう大好きです！
ゴールにある印刷工場をホテルに改装したThe Printersも狙っている方向性は似ていると思う。

赤と緑の配色でラグジュアリーを演出することはかなり難しい。安っぽく、クリスマスっぽくなってしまう。
ヘリタンスティーファクトリーの赤と緑は一味違う。ベルトコンベアーの車輪だったり、大きな換気扇の部品をうまく配置して紅茶工場とラグジュアリーホテル、両者のバランスをしっかり保っている。

ヘリタンスティーファクトリーのイチオシはこちらのエレベーター。
紅茶工場時代から100年以上稼働している現役です！
エレベーターに乗っただけで心がときめいてドキドキしてしまいます。

私はヘリタンスティーファクトリーのエレベーターに乗った瞬間、恋に落ちました。日本で一番ヘリタンスティーファクトリーを販売する旅行会社になろうと誓ったのでした。