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No.32  きみを見つめて

頬杖ついてため息ついてる
不機嫌なのかと見ていたら目が合った
無邪気に笑うキミ
花がほころぶような笑顔

微妙な寝ぐせも襟の折れも
おかまいなしに歩いてる
無防備すぎて笑っちゃう
ついつい構いたくなる

子供みたいに飽きもせず続けられること
すぐには形にならない地味な積み重ね
キミは当たり前にただ淡々と習慣にしちゃう
見ているだけの私はただ祈る
その努力が報われますように
どうか蕾が開きますように

疲れて寝てしまったみたい
いつものように丸まって
あどけない寝顔
遠慮なく見つめるこのひととき

つけっぱなしの電気を消す
おつかれさま
ゆっくりおやすみ

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