1/10 稽古記録

1/10 H-TOA「ガリレイの生涯」第九回稽古 15:00-18:00 参加者:峰松、里見

15:00-16:00

マッサージ、腹筋、腕立て

16:10-17:00

はじさんの各場の社会学者の割り当てをざっとみてみる

17:00-19:00 1場の入りの考察と案出し

稽古での決定事項や思案 15場をゲームの15面(ステージ)という意識で考える。あらかじめある一つの世界観や設定 の中で一つ一つクリアしていくたびに新しい面がみえて、そのものが分かりやすくなった り、別の角度から見えたりする。

不安定な強度について 戯曲(歴史)に対して反するでも従うでもなく不安定なまま刷新して掴み取る形で未来に投 げ出す。 僕自身作品を観ていてコンセプトや整合性を無視して、圧倒的な強度の前に満足すること は多々ある。俳優などがそれぞれが自立的に存在していることを示すために作品自体の圧 力を捨てることはしたくはないと思った。例えば現代美術は、圧力を捨てて関係性を重視 するものや創作過程を重視するものがあると思うけれど、それは現代美術として拡張でき るからであると思う。デュシャン以降、物を作ることから作られたものへと現代美術は拡張していき、関係 性にも伸びていったというのも1つあると思う。 ただ舞台芸術には本番があり舞台上という限定的な場所がある。第一にそこに魅力がなけ れば自立もなにもないだろうがと思う。

稽古の後半では1場の戯曲の言葉の口当たりを探り、身体性においてなりうると思われて いる体の状態(足を前に出せばもう片足が出る、人は立っている)にいかに不安定さを持っ た強度を持たすかということをした。

戯曲の言葉選びでは、舞台上でしかないような言葉を選ぶべきだと思った。というのは1 場の主張や内容の要素だけ抜き取って採用する、ということをやりがちではあると思うけ れど、それは戯曲という歴史を想像させて補わせることにしかならないからだ。

次回の稽古にむけて

不安定な強度のある身体について考える。

テキストの作成


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