売れるものを見つける方法 ~環境分析の重要性~
がっちりマンデー7/4 放送分
「不動産業界の最新儲かりキーワードを徹底調査!」より
■今儲かる家は「平屋戸建て」
群馬県高崎市のカーザロボティクスは、平屋戸建て専門の建築会社で、昨年11月にできたばかりなのに、今年の1月〜3月の受注額は2億5000万円という勢いです。
今なぜ「平家戸建て」が売れてるのでしょうか?
それはある人達がどんどん買ってくれるからなのですが、そのある人達とは、「シニア世代の夫婦」です。
子供が大きくなって家を出たシニア世代にとっては、2階建ての家は部屋数も多すぎて手入れが面倒。階段の上り降りも大変!ということで、あえて平屋戸建てに住み替える人が増えてるんだそうです。
中でもカーザロボティクスの家が売れてる理由は、「安さ」です。
通常、「平屋戸建て」の本体価格は、大体1500万円以上が一般的ですが、この会社だと、24坪3LDKで861万円だそうです。
なぜ安いのかというと、すべての部屋が6帖を単位として作られているので材料の効率が良いから だそうです。
そして、廊下が1つもない作りになっていて、柱や壁の材料もいらないのです。
「平家戸建て」が売れている理由は以下の3つです。
・高齢世帯の人口増加
・高齢世帯の経済力の高さ
・「セカンドライフ」という概念の浸透
「世の中が変わると売れるものも変わる」ということですね。
マーケティングを考える際には、2つの環境について分析を行います。
1つは「内部環境」で、自社の強みや弱みなど、自社に関することです。
もう1つは「外部環境」で、これは「世の中」のことです。
この2つを分析してマーケティング戦略が策定されるのですが、この事例は、「外部環境」の変化を敏感にとらえたことで見事に成功した事例と言えます。
「買うか買わないかは顧客が決める」
外部環境を正しく把握して、「今何が売れるか」をいかにつかむかが、ビジネスにおいて何より重要なことではないでしょうか。
ご参考まで^^
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マーケティング・経営コンサルタント 橋本経営事務所
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