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いにしえのプログラミング 13 オーディオとメイド

(続き)あれは秋葉原がオーディオの街だったころです。今は、街角でメイドを見かける街になり、びっくりしました。まさかメイド喫茶が流行するとは思いませんでした。確かに、昔も純喫茶に行くと、白いエプロンをつけたウェイトレスがいたと思いますが、格式の高い喫茶店だったと思います。もちろん、秋葉原がメイド喫茶になる下地はあったと思います。いつからかアニメや漫画が流行していたと思います。AKB48も秋葉原が発祥の地だったと聞いたことがあります。オタク文化の街が秋葉原と言えるでしょう。そういう意味では、昔もオタク文化だったと思います。昔は、オーディオファンやオーディオ自作が集まる街だったのです。オーディオのアンプを自作したり、スピーカーを自作したりする時に、部品を求めて秋葉原に買いに行ったそうです。私も、既製品のスピーカーを買いに行ったことがありました。そのころから、秋葉原はパソコンの街になったと思います。当時、パソコンブームであり、中小のパソコンショップが立ち並び、安いパソコンを求めてパソコン愛好家が集まったと思います。当時、プログラミングと言えば、業務用はFortranやCOBOL、個人用はBASICだったと思います。業務では、まるで冷蔵庫のようなサイズの汎用コンピューターでした。個人用では、8ビットのパソコンでした。スペックが貧弱だったので、FortranやCOBOLが動くわけなく、もっぱらBASICでした。この言語は、どことなく、今流行りのPythonに似ています。Twitterのツイートを見ていたら、BASICは、言語兼OSだったというのです。確かに、当時のパソコンは、CPUもメモリも貧弱であり、まともなOSは動かなかったので、言語兼OSは妥当かもしれません。そのうちパソコンが16ビットになったころ「Turbo C」が発売されたと思います。C言語の統合開発環境です。私は、うまくなじめなくて挫折しました。その後、良書と出会い、C言語が好きになりました。(続く)

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