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0009_痴漢冤罪対策バイブル by note_「やっぱりちがう」って言えると思う?

【痴漢冤罪事件でありがちなケース・情景】
満員電車を降りたとたん、あなたは、見知らぬ若い女性に、スーツの袖口をつかまれました。
「この人、痴漢です」
「え? え? 僕?」
あなたは、
「何もしてません」
と、言い返すのが精一杯です。
「この人、痴漢です」
女性は、あなたの袖口をつまんだまま、繰り返します。
あなたは、女性の手を振りほどき、足早に去ろうとしますが、2、3人の男性があなたの行く手を阻みます。
あなたと女性、行く手を遮る男性たちを避けるようにして、人の流れは階段へと続きます。
そこへ、初老の女性が、歩み寄りました。
「あの・・・」
遠慮がちにあなたたちに声をかけます。
「この方じゃないと思います」
「え?」
「え?」
「そうなの?」
「それなら・・・」
男性たちは何事もなかったかのようにその場を離れていきました。
初老の女性は、続けます。
「この方じゃないですよ。この方、わたしの荷物がひっぱられそうになったとき、助けてくださったの。ほんと、助かりました。ありがとうございます。私、急ぎますので失礼しますが、この方じゃないですからね」
初老の女性は、それだけ言うと、名前も名乗らずに行ってしまいました。
入れ替わるように駅係員がやってきました。
あなたは、駅係員と若い女性に訴えます。
「私じゃないです。あの女の人も、そう言ってくれましたし。
・・・ですよねえ? あなたも聞いてましたよねえ?」
でも、若い女性はうつむいたままです・・・。

【疑問・質問・不安】
私が痴漢をしていないと言ってくれた初老の女性は、名乗らずに行ってしまいました。
若い女性は、私が何を言っても、うつむいたままです。
何だか、いやな予感がします・・・。

<弁護士畑中鐵丸の助言・アドバイス・御指南>

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