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我が家のSTEM教育

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小学生の娘を持つ1児の父。我が家で試したSTEM教育についてまとめていきます
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#STEM

制約の中の自由

ネット業界20年の父と、工作やもの作りが大好きな小学生の娘のマイクラ体験記です。 第1回緊急事態宣言 2020年3月13日第1回目の緊急事態宣言発令。これと共に3ヶ月にもおよぶ一斉休校が始まった。友達と会えず、外出できなければ、生活リズムも乱れ、ストレスもたまる。この時ほど小学校の尊さを痛感した時期はなかった。 そんな中、あつ森にハマっているのを見て、マイクラをすすめてみた。これが我が家のマイクラとの出会いだった。 砂場、積み木、LEGOの世界の中に入れる 工作など作る

かけ算のアップデート

授業のアップデート娘が小学校に通いだして、自分の小学生時代と、現在の小学校の教育があまり変わってない現実に驚きました。てっきり、もっとデジタル化されてアップデートしているものだと思っていたのです。 例えば、こちらは某プロジェクトで作ったプロトタイプです。最新の音声認識を使うと昔ながらの足し算カードも、いろいろアップデートできそうです。 ただ、このデジタル化していない流れも2020年のプログラミング教育必修化で変わりそうです。 プログラミング教育必修化の誤解 プログラミン

コピペとAI

サンタさんへの手紙完全に投稿のタイミングを逃しましたが…今回はクリスマス前の出来事。毎年サンタさんへのプレゼントリクエストの手紙を娘と一緒に作っています。ただ手紙を作るだけでなく、最先端のデジタルツールを使い、STEM的な隠れテーマを体験にもりこんで作っています。今年のテーマは「コピー&ペースト」。iPadで描いた手書き模様をコピペしてパターン模様を作りました。さらには、コピペを入り口にAIとシンギュラリティにも軽く触れてみました。 コピー&ペーストの歴史いまや長いテキスト

プログラミング的思考としくみ視点

前回はしくみ視点の使い方を、火山のメカニズムを例に見てみました。今回はしくみ視点とプログラミング的思考の関係をみてみましょう。ところどころ、プログラミングの専門用語が出てきますが、プログラムの知識をお持ちでなくても大丈夫です。 フローチャートのしくみフローチャートとはプロセスの流れを表現する図解法です。プログラムを書くうえで設計図のような役割をします。例えば、「天気を確認して、降水確率20%以上の場合のみ傘をもって出かける」という行動をフローチャートであらわすと次のようにな

しくみ視点の使い方ー火山のしくみ

しくみ視点の使い方前回プログラム的思考を養うために「しくみ視点」という考え方を導入しました。 今回は火山を例にしくみ視点の抽象化、構造化、論理化とはなんなのか?どう使うのか?を見ていきましょう。 しくみ視点1ー 抽象化 火山が噴火しています。これはどういうしくみで起きているのでしょう? まず、宇宙までひいて見てみます。ひいて見ると地球は丸い惑星です。抽象化の基本は、ものごとを俯瞰して見ることです。 次に、地球をイラストにしてみます。ここには陸と海のみが描かれていま

プログラミング教育ってなんだろう?

2020年に必修化、プログラミング教育とは?2020年に小学生で必修化されるプログラミング教育。ニュースなどの話題にも上がりますがいまいちどうい教育か掴めない。そんな方が多いのではないでしょうか。プログラミングを学ぶのでしょうか?文部科学省によると以下のようにあります。 今日、コンピュータは人々の生活の様々な場面で活用されています。家電 や自動車をはじめ身近なものの多くにもコンピュータが内蔵され、人々の生 活を便利で豊かなものにしています。誰にとっても、職業生活をはじめ、学

わが家のSTEM教育

AIを恐れる小学生我が家には小学生の娘がいます。物心ついた頃からiPadを触ってきた娘は、幼少期にテレビをスワイプしたことがあります。Youtubeなどの動画コンテンツに馴染みが深いため、動画は、検索でき、繰り返し見れ、早送りできるのは当たり前です。お掃除ロボットルンバがいて、最近は会話するスピーカーAlexaもやってきました。 そんなデジタルに馴染みのある娘が、ある日、テレビでAI驚異論を見て言いました。 「AIにお仕事を取られないようにがんばりたい!」と。 正しく恐れ