Sterkowski : RUSTY and GECKO
個人輸入を愉しみにしている私にとって、最近の急激な円安と原油をはじめとする各種原材料の価格高騰のダブルパンチはヒジョーに困ります...
感覚的に2割~3割くらい値上がっている感じ。
よって当面は物欲を封じざるを得ない、ということで今回は金銭面で比較的安価な小ネタの紹介となります。というか物欲レポートはしばらくお休みとなるかも...
少し前に古いキャップ(帽子)を処分したこともあって新しいヤツが欲しかったということと、これから夏に向けて蒸れにくい涼しげなキャップが手元に無いということもあって、出費を抑えられるキャップにしました。
ここ最近はベースボール・キャップとワーク・キャップ(メカニック・キャップ)だったし、処分したのがニュースボーイ・キャップだったこともあり、今の気分はハンチング系(キャスケット含む)です。
キャップって大好きなんですが、かと言って帽子ごときに1万円(以上)を出すつもりはないし、逆に単価が安いので送料を考えると海外からの購入は勿体ないとも思っちゃうし、なので以前より気にはなっていたが購入するキカッケの無かった Sterkowski にてようやく購入!!
Sterkowski、日本語読みだと「ステルコフスキー」。その響きから察せられるようにポーランドはワルシャワの帽子メーカー・ブランド。
ブランド・ヒストリーを見ると、1926年に Anna Sterkowska という婦人が夫の亡き後、4人の子供と母親のために帽子職人としてスタートしたのが始まりで、今は3代目と4代目が担っている家族経営の会社らしい。
オフィシャル・サイトの商品ラインナップを見ていただければ判りますが、クラシカルでオーセンティックな帽子を専門にしていてナカナカに素敵。
なかでも "Aviator(飛行士)" スタイルのジェニュイン・レザーの飛行帽はかなりカッコいい。男心をくすぐるよね!! 実際には街中ではかぶらないけど...
(以下は『BERGEN(上段)』と『BIRDMAN(下段)』と名付けられたモデル)
で、今回購入しようと思ったキッカケは、少し前にイースターエッグ・セール(10%~30% off)の案内メールが来たこと、Harris Tweed 生地のキャップがセール対象だったこと(夏用のキャップを買おうとしているのにぃ)、ハンチング系のモデルが豊富だったこと、からエイッと購入。
ちなみに送料は Air Mail だと 9.00$ (今だと1200円くらい)。これくらいならセール割引でプラマイゼロかな。
ちなみに FedEx や UPSP も指定できるようですが、28.00$ (3600円) かかるし、配送に時間が掛かっても構わないので Air Mail (2 - 18 working days との記載)にしました。
以下に貨物追跡情報を記載しときます(主要ポイントのみ)。
4/19 オーダー --> 4/20 発送手続き(ワルシャワ) --> 4/21 ポーランド郵便局 (Poczta Polska との表記) --> 4/23 ポーランド(ワルシャワ)出立
5/04 川崎 --> 5/06 自宅着
およそ3週間弱で記載の範囲内ってところですね。
今回購入したのは以下の3つ。
『RUSTY (Fabric: Harris Tweed, Color: Blue-black)』 $42.0 --> $37.8
『RUSTY (Fabric: 100% softened cotton, Color: Beige)』 $19.0 --> $15.2
『GECKO (Fabric: 100% linen, Color: Beige)』 $18.0 --> $14.4
いずれも Sterkowski の instagram よりショットを紹介します。
まずは『RUSTY (Fabric: Harris Tweed, Color: Blue-black)』。
夏物を探しつつも決定打となったのはこの Harris Tweed のキャップ。前々からウール生地、できれば Harris Tweed 生地のベイカーボーイ・キャップが欲しくて色々と物色していたのですが、いずれも1万円前後のものばかりで手が出せませんでした。これなら5000円を切る価格で、しかも大好きなインディゴ・ブルー(正確には藍染めではないけれど)とくれば迷いなし!!
(厳密にはベイカーボーイではなくハンチングですが)
デニム・ジャケットやチョアコートに合わせたい。早く秋にならないかな。
続いて『RUSTY (Fabric: 100% softened cotton (emerized), Color: Beige)』。
これはこの写真にヤラれました。夏のMy定番と言えばヘヴィーオンス白T+サングラスですが、私のイメージ通りのショットでして。これに MYSTERY RANCH の SWEET PEA (Coyote) を背負えばまさにこの絵の通りかと。
ちなみにファブリックに記載されている emerized ってどうやらエメリー加工(起毛)の意味らしい。事実、ジツブツは柔らかなコットンで僅かに起毛感があります。
そして『GECKO (Fabric: 100% linen, Color: Beige)』。
ウール、コットンとくればやはり夏はリネンでしょ、という訳で本来の狙いはこのキャップだった筈なのですがいつもの通りみちくさしまくり。
カラー表記はベージュとなっていますが、生成り(ECRU)に近いごく淡いベージュといった方が近いかと。
なお、instagram には同一素材・同一モデルのショットが見つからなかったので、同素材の RUSTY (左)と同モデルの GECKO (右、カラー black)を紹介しておきます。
ということで、ようやくジツブツ見聞。
まずは到着の儀。遠路はるばるワルシャワから郵便で来たためか段ボール箱が凹んでますが、Sterkowski 1926 のプリントが嬉しい。
開梱の儀。無造作に帽子が3つ入ってました(1つずつフィルム・ラッピング)。それと簡易なリーフレットが1枚同梱されてます。
いざ出陣の儀。ブルー、ベージュ、生成りの三役揃い踏み。
ラッピングのロゴが上下無頓着に包装されているのがガイジンらしい。
開封の儀。う~ん、素敵ですねぇ。
ブルーの『RUSTY』Harris Tweed は想像していたよりも少し薄手のウール生地、ベージュの『RUSTY』はツイルっぽいけどソフトな仕上げで手触りの良いコットン、生成りの『GECKO』は想定通りの爽快リネン、です。
大きさはいずれも 57cm をチョイス(私の頭囲は 56.5cm)。
接見の儀。生地感判りますでしょうか。Tweed ブルーはブラックとのヘリンボーンですね。イイ組み合わせです。
いずれのキャップも左側頭部に Sterkowski のピンバッジが付いてますが、『RUSTY』Harris Tweed は丸い形の帽子アイコン、『RUSTY』ベージュと『GECKO』生成りは横長の Sterkowski レターです。
最後に査閲の儀。
『RUSTY』Harris Tweed の証をあらためて確認。赤いトレードマークが付いてますね!! そして Made in Poland (もちろん3つ全てポーランド製です)。
2022年春、東欧は第二次世界大戦後かつてない緊張感に覆われていますが、無事日本にやってまいりました。感謝。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?