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Joe & Co : Arkwright 06 Dark Navy Corduroy Over Shirt

今回ご紹介するのは、イギリスはイングランド、イングランドを構成する9つのリージョンのうちの一つであるノース・ウェスト・イングランドの中心都市であるマンチェスター発のブランド Joe & Co のシャツ『Arkwright 06 Dark Navy Corduroy Over Shirt (size S)』です。

マンチェスターといえば個人的には Factory Records と The Smiths なのですが、余談の方が長くなってしまうのでここではやめときます(笑)。

この Joe & Co は、ファウンダーでありディレクターでもある Josef Schindler が2008年に立ち上げたアパレル・ブランド。インタービュー記事を読むと Josef さんは苦労人のようで、自身の Josef Jeans brand を最初にローンチしたのが 1987年 とのこと。
(なので結構なお歳の筈で、instagram にたびたび登場する親爺さんが Josef さん本人なのですね)

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Joe & Co ブランドを興したのが 2008年、すぐにビジネスが立ち行かなくなり 2012年 に再スタート、2016年 にクラウド・ファンディング Kickstarter で資金を集めるとともにサイトでオーダーを開始、そして今のオフィシャル・サイトを持つようになったとあります(Kickstarter に支払うべき 5% と消費税を排除できるからとのこと)。
ちなみに Kickstarter を見てみると「ファンディング失敗 (プロジェクトのファンディング目標に達しませんでした)」とあります。

Josef さんはデニムが大好きなようですが、商品ラインナップをみるとシャツが多いですね。私も気になったのはジーンズではなくシャツでした。

この『Arkwright』と名付けられたシャツのデザインは彼の自信作のようで、オフシャル・サイトで検索すると沢山のモデルが出てきます。
2021年11月時点では『Arkwright 01 Camel Cotton』に始まり『Arkwright 03 Sand Corduroy』,『Arkwright 05 Navy Cotton Twill』... 『Arkwright 12 Putty Corduroy』と9つのモデルがヒットしました(番号が欠番しているのは完売になったモデルがあるということでしょうか)。

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私が購入した『Arkwright 06 Dark Navy Corduroy Over Shirt』はその名の通りダークネイビーのコーデュロイ生地(コットン100%)。実はコーデュロイってあまり好みではないのですが、この色味とデザインが絶妙にツボだったことと、size S があったためです。

イギリス・サイズで Over Shirt ということもあり、私には size M はかなり大きく size S しか選べないのですが、S がほとんど無いのですね。そもそも S があまり用意されておらず、あっても Sold Out で、ホント偶々見つけたのですね。なので見つけた瞬間にポチってしまいました。

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価格 23,900円、送料 4,800円 です。今時のECサイトはマルチ・カレンシー対応しているものも多く、円表記でした。配送は Royal Mail。
(最初にアクセスすると、おそらくIPアドレスもしくはWebブラウザのヘッダー情報から日本と判り shipping country の確認があり、そのまま Japan を選ぶと JPN ¥ 表記されます。ちなみに商品説明文は英語のままです。)

手元に届いたのがコチラ。フツーのコーデュロイ・シャツですかね。

胸部左右のチェスト・ポケットとボディ部にも左右にポケットがあり、4つ全てにフラップが付いているのが特徴。しかも各フラップのボタンが2個あり、前立ての6個と合わせて全部で14個のボタン。派手ではないけど華やか。デザイン面でシャレてるというのもあるし、できるだけ手荷物を持ちたくない派の私としては便利至極。

バックはそれほど凝った作りではないですね。もともとオーバーシャツとして少し大きめな作りなので「ジャストフィットしつつも腕・肩の可動域を考慮する」必要がないからなのでしょう。

襟元とチェスト・ポケット。襟は小振りです。
ポケット・フラップのボタンホールの縁が赤い糸で縫われているのが素敵。落ち着いたダークネイビー生地に赤のアクセントが映えますねぇ。

前立ての第一ボタンのホール縁も赤ですね。中央の Joe & Co ブランドタグにはトレードマークである “赤いミシン”のロゴ。

コーデュロイ生地のクローズアップ画像。畝と起毛感わかりますかね(光の加減で小さなホコリのようなものが沢山付着しているように見えますが、実物は気になりません)。
ボタンはナカナカ良い質感。コロゾ・ナットだそうです。

ボディ部とポケットとスリーブ袖口。赤いボタンが目を惹きますね。”Signature Red Button”と呼んでいて、全てのシャツの第六ボタンと袖口にこの赤いボタンが使われています。ボタンホールの赤縁とあわせてこのネイビー&レッドの組み合わせがイイなと思ったんですよね。

裾の末端はオーバーシャツらしくシッカリとした三つ折り処理です。ここにも赤ミシンのピスネーム・タグが付いてます。

誇らしげな Handcrafted in England。英国製っていう響きがたまりません。(どーでもいいことですが、コーヒー党の私ですがこの記事は紅茶を飲みながら執筆してます。気分のアゲ方の問題ですね)

内側はライナーはなく、コーデュロイ生地裏そのままです。なのでロンTの上から羽織ろうとすると腕のスベリはあまり良くないです。まぁジャケットのように頻繁に着脱するのでなければ気になりません。

最後に襟の裏側。なぜかレーヨンのようなものが貼られています。これって何の意味があるのでしょうか…

ということでザ・アメカジではないですが、たまには小洒落たイギリスのカジュアル・シャツも良いなと。

size : S (サイズはインチ表記、カッコ内はcm)
Pit to pit : 21 (53.34)
Shoulder  : 18 (45.72)
Back Length : 26 (66.04)
Sleeve : 23 (58.42)

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