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Merz b. Schwanen : 2S04 (Henley Heavy, night blue)

2年前くらいに購入した Merz b. Schwanen が好き過ぎて、肉厚のヘンリーネック・ロングスリーブTシャツ『2S04 (Men's Loopwheeled Henley Heavy, 13.4oz, Relaxed Fit, 68 night blue, size 4|S)』を追加購入。

前回はドイツのセレクト・ショップ Cultizm で購入しましたが、今回は Merz b. Schwanen のオフィシャル・サイトでの購入。
オフィシャル・サイトは送料が高い(下参照)ので敬遠しておりましたが、半額セールの案内が飛んできたのでチェック。
 ・100 ユーロまでの購入であれば送料 35.5 ユーロ (4,700円)
 ・100 ユーロ以上は 50.5 ユーロ (6,600円)

なかなか私が欲しいものはセール対象になっていない(私の好みは定番モデルなのですよね)のですが、狙っていたヘンリーネック・ロングスリーブTシャツ #2S04 があるではありませんか!!
定番カラーの white, natural(ecru), charcoal は対象ではないのですが、night blue がありました。
税込定価 140ユーロ(18,500円)、消費税(正しくはVAT 19%)抜き 117.56 ユーロ(15,500円) が 58.78 ユーロ(7,700円)。日本国内の正規代理店では 24,200円 ですので、送料を考慮しても買っても良いかなと。

この #2S04 のナニが凄いかといえばとにかく圧巻のコットン 100% 双糸ヘヴィーオンス 13.4oz !! 肉厚フェチの私には垂涎の逸品!!
前回購入した #206 (white) は 8.6oz で、アンダーウェアとしては重量級の部類でこれはこれで大いに満足しておりますが、それをも軽く凌駕する厚み。説明文にも "This is probably the world’s heaviest loopwheeled henley!" と謳っているスーパー・ヘンリーネックTです。

ちなみに商品番号からも判るようにこの #2S04 は Good Basics ではなく Good Originals のライン。旧式の吊り編み機でこの肉厚生地を扱うことの大変さを理解しておりませんが、おそらく大量生産できないと思いますので、この価格で購入できるのはラッキーではないでしょうか。

気になるサイズ感ですが、手持ちの #206 は classic fit、今回の #2S04 は relaxed fit との記載。ですがサイズ・ガイドをみるとどちらも全く同じ寸法なのでよく判りません... これは着用してみないとなんとも。

size : 4|S (サイズはセンチメートル表記)
Front Length : 73
Chest Width : 46
Across Shoulders : 42.5
Sleeve Length : 66.7 
(どちらもノン・ウォッシュで、洗濯後に3%縮むとあります)

着こなし写真は殆どないので早速ジツブツ見聞して参ります。

まずは Merz b. - Good Originals ラインの紙のボックス・ケース。やはりワクワクしますねぇ。しかもズシリとした重み。ロンTとはいえ普通のTシャツとは異なる手応えです。

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いざ開封の儀。ミッチリ詰まってます。色味は #215 の ink blue に近いでしょうか。前回と同じカードとブローシャーが同梱されてました。

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取り出したときに判るガシリとした質感。決してカタイわけではありませんが骨太な感触が堪りませぬ。スラブ綿ということもあって上品さというよりは荒々しさを楽しむものでしょう。

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まずは全景から。#206 はアンダーウェアらしく長めの着丈でしたが、これは少し短い? 実は後で判ったのですが、着丈はほぼ同じで身幅が広い/大きいのでした。ケミカル加工のないオーガニックな肉厚スラブ・コットン。惚れてまうやろォーです。

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バックサイドは何のギミックもないシンプルな作り。身頃の両サイドは横割り(縫い合わせ)の無い丸胴、スラブ綿特有のムラのある凹凸で光の当たり具合で表情が出ますね。

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カフの二段リブ編みは #206 同様。前回も書きましたがTシャツのそれではなくニットの仕立てです。裾の極厚が堪らん。

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#206 とデザイン上の一番の違いはこの襟ぐりの部分。だいぶ浅くなってます。おそらく #206 はトラディショナルなアンダーウェア想定なので下着として覗かないようにやや深くなっているのだと思うのですが、この #2S04 は単体のトップスとして着用することを想定したデザインと思います。
また、第一ボタン上のエッジ部分が #206 ではシャープなスクエアでしたが、こちらは丸みを帯びていてスポーツウェアな印象。

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腕の運動量を考慮した脇下の三角パッチもいつも通り。手抜きのない作りは流石です。

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そしてモチロンの Made in Germany。

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せかっくなので #206 (左/white) と #2S04 (右/night blue) を見比べてみました。やはり襟ぐりが違いますね。ボタンを留めるプラケット(開き)の長さ/深さも全く違いますし、ボタンの間隔も当然にして全然違います。
ボタンの素材(シェルと(おそらく)コロゾ・ナット)や大きさも異なります。
これは単に生地厚が違うという話ではなく、基本的な商品の狙いドコロが異なるように思います。

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重ねてみました(どちらもサイズとしては同じ 4|S です)。かたや何度も着用/洗濯したもの(上/white)とノン・ウォッシュ(下/night blue)なので単純比較はできませんが、それでも #2S04 の方が身幅が大きいのは間違いないでしょう。説明文の relaxed fit の通りですね(つまりサイズ・ガイドの寸法は使い回しでアテにならないということです)。

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今、サイトを見てみたら、この色(night blue)がなくなってます... 廃番になったのかな...
しかも定価が 9.9 ユーロ値上がってるし... と、そう言えば2月8日に Merz b. からオーガニック・コットンの価格が引き上げられるとのメールが来てました。今回は価格改定(値上げ)前の半額セール価格で購入できたわけでホントにイイ買い物ができたように思います。

厚手のスラビーなTシャツですから、着倒して洗いまくります。押忍ッ。

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