読了:人は話し方が9割

読了:人は話し方が9割
永松 茂久 (著)

【概要】
「もう会話で悩まない!疲れない!オロオロしない!」――もっと話し方がうまければ、人生うまくいくのに……。「話すこと」にまつわる悩みを挙げるとキリがありません。本書でお伝えするのは、コミュニケーションの基本である会話がうまくいくようになる、ちょっとした、でも多くの人が気づいていないエッセンス。過去に会話で失敗したトラウマもあっさり消え去ってしまうほど、人と話すことがラクになり、人間関係も、人生も、全部がよりよい方向に動き出します!

【所感】
前回読んだ
「人は聞き方が9割」と同じ永松 茂久さん著作の本です。
これで9割+9割で18割を手に入れました。

「話した方」と言いながら、聞き方を含むコミュニケーション全般における、人との、より良い関係性構築について勉強できる本でした。
なので、「話し方」については勿論のこと、「どのように考えて接するべきか」という部分が本質的には非常に学びとなりました。

コミュニケーションは「相手を理解すること」から全ては始まると言い、まずは相手の話をよく聞くことが基本だと言います。

スティーヴジョブズのエピソードで
「ライバルがバラを10本贈ったときに、自分は15本贈ろうとしたら、その時点で負け。相手が何を望んでいるか見極めるのが大事だ。」というのは顧客志向でアップルらしいと思いました。

人に気持ちよく話してもらうには
・顔の表情(笑顔)
・声の表情(感情を言葉に乗せ)
・体全体の表情(身振り手振りでリアクション)
の3つが大事だと言います。

テクニック的なところでは
【拡張話法】
感嘆⇒反復⇒共感⇒賞賛⇒質問
の順番だと言います。

「聞き方」編では明石家さんまさんが例に取り上げられていましたが
「感嘆」という部分でいうと、アンジャッシュの渡部さんが上手だと思う。
今回、この本を読んでから、思い立って渡部さんをyoutubeで観察してみました。

食レポで食べた感じを言語化するのも、もちろん上手だが、その手前のところで
「感嘆」を多い織り交ぜていた。

お゛ーう
わー、すごい
うぉー、きたきたきた
わー、これだよ、いいね
ゔーん
うん。。。うんうん!
うわっ

そして、これは当然、賞賛の意味で使われている「感嘆」なので
他者を感情で褒めている表現があり
その前提のもとに、食レポが展開されているので
聞いていて気分が良いのだと思った。

あと、
・人は笑わせてくれる人よりも一緒に笑ってくれる人を好きになる。
当社のメンバーでも、何人か思い浮かびますが、そういった人の周りは、仕事面においても良い空気感でメンバーが仕事に励めているように思います。

悩んでいる人と向き合ったときに一番相手に寄り添う言葉は
「一緒に考えよう」
⇒簡単に解決策を提示するのではなく、ともに悩み、共に考える。その姿勢が相手にとって大きな勇気になる。

ここの部分は自分に当てはめれば理解できるものの、あまり実践はできていなかったと感じる部分でした。

叱る際に言ってはいけない言葉
1、「君はダメだ」
2、「君のやっていることは意味がない」
これは、2については「それ、意味なくない?」みたいな形で言ってしまっているときがあるので、反省。改善する。

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