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反面教師を増やした結果、〇〇になりました「苦手な人から学べること」

自分より年長の人と接して、話を聴いてもらえなかったとき毎回深く落ち込んでいた。

恐らくこれは愛着の傷や生育環境と関わっている問題なのだが、僕は年長者に対して心理的に要求してしまうタイプだった。

四十路を過ぎると、年齢を重ねることと人間的成熟がイコールではないことくらいさすがにわかる。

自分も年齢相応に成熟できてるかと問われれば、難しいところだ。

しかし20代の頃の僕は「なんで人生の先輩なのに〇〇してくれないんだ?」と望んでいた。

僕が最も求めたことは、向き合ってもらうこと、傾聴してもらうこと。しかし当時の環境で、これができる人間は限られていた。

あるときから考え方を変えた。

「この人たちを反面教師にして、自分はしっかり人と向き合って話を聴こう」と切り替えたのだ。

そこから人生が好転した。環境も変わり、コミュニケーションをとる人間が大きく変化し今にいたる。

人間は環境の影響を大きく受ける。だからこそ、度々負の感情に襲われる場合は、環境そのものを変えることで人生がプラスの方向へ転じることも少なくない。

ただしすぐに環境を変えられるという人は、ごくわずかかもしれない。

そういう場合は「こういう人間になりたい」としっかり定めた上で「こういう行動は慎もう」「こんな人間にならないよう気をつけよう」と反面教師化することもできる。

20代の僕は、歪な自己愛の人間を持つ人が集まる環境に身を置いていたことがあった。
そして彼らのどす黒さに感化されたこともあった。
しかしある時期から彼らを反面教師と定め、人生を変えようと決意したことで境界線をまたがせないようになり、心理的な区分けができるようになり、少しだけ楽になれた。

人生には「この人のようになりたい」という憧れの対象と「この人のようになりたくない」という反面教師の双方が必要かもしれない。

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