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非HSS型HSEに営業事務は向いているのか?

私は正社員時代、IT専門商社の営業事務をしていました。

当時の私は、実家から通えて辞めやすい会社を探していたので、一般職しか見ておらず、その中でも「これからはITだ!」と言われてた時代だったというのもあり、IT系の営業事務に就職しました。

実際、会社の業績も良く基本給は安いものの、ボーナスは十分にもらえていました。

ちなみに、IT専門商社とは、、

パソコンや周辺機器、ソフトウェアなどのIT関連の製品やサービスを取り扱う商社のことを指します!

この記事は、実際に営業事務として働いていた私の体験談を含め、非HSS型HSEがどんな点で営業事務に向いているのか、向いていないのかについて解説していきます。

【非HSS型HSE の特徴】
非刺激追求型で外向的なHSPと呼ばれる。
活動的ではないので、スリルやチャレンジは好まず、人との関わりで自分の価値を見い出したり、人に優しく積極的に関わろうとするのが特徴。

営業事務の仕事内容

営業事務は、主に営業担当者のサポートを行う営業アシスタントのようなものです。

メーカー、商社、金融など業界や業種を問わず存在します。

仕事内容は所属する部署・営業課によって異なりますが、一般的には以下のようなものが挙げられます。

・顧客からの電話やメールの応対
・見積書や契約書などの書類作成・送付
・請求書や納品書などの書類処理・管理
・商品の受発注管理や在庫管理
・営業のスケジュール調整や会議準備

営業事務になるためには、特別な資格は必要ありませんが、パソコンスキルやビジネスマナー、商品や業界の知識などが求められます。

また、要領よく仕事をこなす能力やチームワーク力も必要です。

民間の求人サービス各社のデータによると、20代営業事務の平均年収は300万円~350万円程度となっています。

では、ここからは営業事務という職種の、非HSS型HSEに向いている点、向いていない点をご紹介していきます!

向いている点

・チームで仕事できる

営業事務は、営業チームの一員として働く縁の下の力持ち的存在です。

外回りで忙しい営業担当者に代わって事務的な仕事を請け負い、顧客からの急な対応にも応えていきます。

「対応してくれて助かったよ!」
「あの件ありがとうね!」

など、営業さんに感謝される仕事といえます。

非HSS型HSEは、何かをする時、人と交流しながら取り組むのが心地よいと感じる方が多いです。

営業事務のようにチームで仕事をしたり、人に感謝される仕事はやりがいがあるのではないでしょうか。

・コミュニケーション能力を活かせる

営業事務は、営業担当に代わってメールや電話などで顧客とのコミュニケーションを行う業務が多いです。

非HSS型HSE を含めるHSEの方は、自然と人との関わりを持つことが出来るので、顧客とのコミュニケーションも苦には感じません。

またHSPの気質である、相手の表情や声色、言葉のニュアンスなどから感情や意図を瞬時に察知する能力にも長けているので、相手に合わせた応対が出来るといえます。

室内にいながら企業の営業活動に貢献できるため、やりがいや達成感も感じられるのではないでしょうか。

・いつでも先輩に助けてもらえる

営業事務はオフィスワークが主になりますので、常に周りに先輩がいる環境で仕事をします。

担当の営業さんが外出している間に、トラブルがあってもすぐに近くの先輩や上司に相談する事が出来ます。

また、顧客とは基本メールや電話でのやりとりになるので、何かわからないことがあってもとりあえず保留にする事が出来ます。

相談した後、ゆっくり確実に対応できるので、ペースを乱されるのが苦手なHSPの方にとっては働きやすい環境といえるのではないでしょうか。

・環境が変わらない

営業事務は、取引先へ訪問する場合もありますが、基本的にはデスクワークが多いです。

また、担当顧客もある程度固定される事が多いので、変化が苦手な非HSS型HSE にとって、毎日働く環境や人が変わらないというのは働きやすいのではないでしょうか。

向いていない点

・マルチタスクが要求される

営業事務は、電話やメールで顧客対応をしながら、受発注、見積作成などを締切までに終わらせなければいけません。

更にトラブルが発生した場合は、「これ今すぐやって!」など急に仕事を振られる事も多いです。

HSPは、マルチタスクが苦手で、所要時間の見積もりや優先順位付けを難しいと感じてしまいます。

“質”より”量”を求められる業務が多いという点において、HSPの方には向いていないかもしれません。

・スピードが要求される

先程もご紹介した通り、営業事務はとにかく仕事量が多いです!

受発注は締切時間までに対応しなければいけませんし、顧客とのメールは1日何十件とやりとりをします。

相手の気持を深く考えながら、一つ一つ丁寧に取り組むことが得意とされているHSPには、このようなスピードが求められる業務を難しいと感じてしまうかもしれません。

・営業との連携が重要視される

営業事務の仕事は、コミュニケーション能力が必要だと説明しましたが、中でも、担当営業とは二人三脚で業務を進める必要があるため、密にコミュニケーションを取ることになります。

そんな担当営業の方と相性が合わなかった場合、円滑に業務を進めることが難しいですよね。

非HSS型HSE は、一見社交的に見えますが敏感で傷付きやすい面があるので、一度相手を苦手と感じてしまうと壁を作りがちです。

そんな相手と数ヶ月、長くて数年、一緒に仕事をしていくとなると、ストレスを感じてしまう方も多いのではないでしょうか。

【結論】営業事務は向いているのか?

ここまで、業務内容を絡めて向いている点、向いていない点を紹介してきましたが、結論、営業事務は非HSS型HSEに向いているのでしょうか。

ずばり、、

“向いていなくは無いが、
業務自体にやりがいを感じるのは難しい!!”

と言えるでしょう。。笑

先程から説明しているように、オフィスワークであること、チームで仕事をすること、基本業務内容が毎日同じであることは、リスクやチャレンジを嫌う非HSS型HSEの方にとっては仕事しやすい環境ではあります。

ただやはり、業務量が多い為、マルチタスクやスピードが求められます。

ただ量をこなしていけばいい営業事務の業務は、相手の気持ちを読み取り、深く理解して人と接したい非HSS型HSE にとっては退屈に感じるかもしれません。

私も実際に営業事務で働いていて「私の代えなんていくらでもいるんだろうな」と思いながら日々激務をこなしていました。

特に急なクレームやトラブルの対応が苦手で、怒っている顧客を前にすると、更に焦ってしまいまたミスしてしまう。

その度に深く落ち込み「向いてない、辞めたい。。」と思ってしまうこともありました。

非HSS型HSEの向いている仕事

では最後に、非HSS型HSEの向いている仕事をご紹介しておきます。

・教師
・カウンセラー
・セラピスト
・インストラクター
・看護師

などのような人に寄り添う事ができ、明るく外向的であることを活かした仕事が向いています。

繊細で敏感な気質を肯定してあげて、得意を活かせる仕事を見つけたいですね!

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