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【ヴォーゲル博士の資料】Satya Center 第8章後半:【重要】水晶ヒーリング実践法(施術の手順)

ヴォーゲルカットクリスタルというヒーリング用の水晶。
クリスタルを販売する米国サイト Satya Center (https://www.satyacenter.com/)では、
この水晶の加工方法を編み出した、マルセル・ヴォーゲル氏の肉声をThe Spiritual Science of Crystal Healing: The Marcel Vogel Archive at (satyacenter.com)で8章に渡り詳細にまとめています。
正確な情報は上記のウェブサイトをご覧ください。

”Chapter 8: Crystal Healing Sessions How-To Guide” の後半部分を紹介します。

ヒーリングの準備

どんな施術でも、まずヒーリングを行う患者が本当にヒーリングをしてほしいと思い、(ヒーラーからの押し付けではなく)患者のほうから依頼していることが大切です。ここを確認しておけば、施術者とのエネルギー交換をしている間に邪魔が入らないようにできます。患者が望んだら、施術者が流れのとどこおった部分にエネルギーを流してあげられるのです。
セッションを開始するときには、祈るなど、神聖な存在につながるようなことから始めます。このヒーリングエネルギーは人智を超え、全ての命や宇宙を維持する源から来ていることを思い起こし、感謝をして、ヒーリングに力を貸していただきましょう。こうすることで、(すぐ効果を感じたかどうかということで安直にヒーラーの成功や失敗だと結論付けるようなことにならずに)適切な視点になります。微細なエネルギーをベストなものに調整し、ネガティブな波動を無くせます。
水晶を使ったヒーリングですが、次の二点、すなわち施術者の水晶を使ってみようとする意欲や、患者が体験してみたいという意欲が薄ければ、その効力は限定的になってしまうことに注意します。

患者の(全般的な)状態も考慮事項です。(メインのヒーリングを開始する前に)患者はバランスがとれた状態、あるいは落ちついた平衡状態になっている必要があります。これはダウジング・ロットなどで見極められます。
バランスを欠いていると分かったら、調和、愛、バランスをとる意図を送り、パルス呼吸でエネルギーを送って患者を整えてあげます。
ヒーリングをする前に必ず、患者のエネルギーレベルを上げてください。これにより施術者が消耗するのを防ぎます。

エーテル場をスキャンする

(※スキャンとは、水晶の尖ったほうの先端で患者の肌から数センチ浮かせたあたり、つまり「エーテル体」部分をなでるように広く動かして、水晶を持った手が何か鼓動や抵抗を感知しないか調べる作業のようです。下の写真ではヴォーゲル氏が青い服の女性に実施しています。以下、右利きのやり方で説明しています)

掲載元のページからお借りしました。
https://www.satyacenter.com/pages/crystal-wisdom-of-marcel-vogel-chapter8

スキャンは、水晶を右手に持ち(※持ち方は上の写真の通りですが、前の方の章に持ち方の説明があります)、水晶が患者のエーテル体に触るようにし、左手を患者の肩に置きます。胸腺の部位で肌から1~3インチ位(2~8cmほど)離れた場所で、水晶の先端がエーテル体に当たると、ドラムの頭をタッピングして生音を得るような圧力を感じるでしょう。

このスキャン中、左手で患者の肩に触れています。エーテル場に刺した水晶をさらに少し前に進めると抵抗がなくなり柔らかな感覚になります。

左手を上下に動かすことで、(右手の持つ水晶との間に)「(電磁的な)回路」を形成したり、切ったりして、ショートアウトしたり電場を与えてチャージしたりします。これを繰り返して患者の身体のさまざまな部位を調べ、全体的なプロフィールが把握できるまで行います。身体になにか不均衡があれば熱として感知します。腰痛の患者は前屈させて身体にストレスをかけると分かりやすくなります。

事前に患者のすべてのジュエリー、指輪、ネックレス、ブレスレット、イヤリング、および身に着けている水晶や宝石を外してもらい、外したものは脱磁することが望ましいです。患者に各ジュエリーを取って胸腺部分に当て、「今の状態でこれを身につけることは私にとって良いか?」と声に出して尋ねてもらいます。キネシオロジーの実践者であれば、腕を伸ばして行うキネシオロジーテストを使用し、行っている間に息を止め、クライアントにそのアイテムに集中してもらいます。腕を伸ばした状態を保つ力が弱まるときが見つかった場合、そのジュエリーにはクリアリングが必要です。両手でジュエリーの両端を持ち、クリアリングする意図をもってパルス呼吸を吹き付けます。胸腺部分で身に付けるアイテムには、体の他の部分で経験した不均衡が刻印されていることがあります。

水晶と被験者の距離
水晶は患者に触れないように、1インチ以上離して保持します。水晶は(エネルギーの)貯蔵庫として働き、身体についていた(良くない)微細なエネルギーパターンを壊してくれます。
指先は水晶より前に出ていることになりますが、エネルギーが伝達されている間、どちらの手も被験者の体に触れません。空いているほうの手は被験者の背後に配置します。エネルギーを放出するタイミングでは、空いている手は被験者の背後でサポートしています。

また、仕上げのアクションでは、愛情を込めて触れることが必要です。一方の手を患者の前に、もう一方の手を後ろに配置し、エネルギーの放出が閉じられ、身体の組織が活力を取り戻すまで行います。

水晶でヒーリング

ヴォーゲル氏は「結晶形態での治療的使用」を次のように定義しています。他人(患者)の身体に対し、ネガティブまたは望ましくないエネルギーパターンを慎重に、注意深く、意図的に放出し、そして一貫性のある調和の取れた思考形態を移転し、(身体の)再構築のプロセスを支援することです。

チャージしたヴォーゲルカットのヒーリング水晶を右手に持ちます。(※意図を水晶にチャージする方法は7章前半などで紹介あり)

ヴォーゲルカットのヒーリング水晶は、施術者が電磁場を投射でき、かつ患者の(病気の原因である)電磁場を拾わない「一方向のバルブトランスデューサ」状態に設計されています。(※復習ですが、とんがりの弱い「メス端」で施術者の愛や治療の意図を電気的に受け止め、鋭い先端側の「オス端」を患者に向けてエネルギーを出す方式です)

患者のエーテル場に水晶を入れる際には、まず反時計回りの動きで(患者の微細なエネルギー体を)開き、次に時計回りの動きでリンク(してエネルギーを伝える)ことを覚えておくことが非常に重要です。
左手を開いて患者の背後に置き、右手にヴォーゲル水晶を持ち、胸腺エリアの約5インチ(12cm程度)前に配置します。
患者の微細体を開くためには、浅い呼吸を保ち、水晶を反時計回りに回しながら患者に向かってらせんを描くように動かします。胸腺エリアである約1と1/2インチ手前まで進めます。物理的な体と微細体(またはエーテル体)の間の空間を見つけることが重要です。これは、体から約1/4インチしか離れていない(一番身体に近い層の)エーテルダブルのことではありません。
反時計回りの動きは、水晶から発する(電磁的な)場を被験者の微細体と共鳴させます。呼吸を止めると、施術者の場を構築できます。
(※私も自分で自分の胸腺部分に向けて反時計回りさせてみたところ、脈動やチクチク感までは分かりませんでしたが、水晶の先端が近づいたところに弱いながらもなんともいえない抵抗感、不快感がありました。なお、施術する手から見て反時計回りなので、患者から見ると反転して時計回りに見えるかと思います)

(患者と水晶との)距離を固定すると、患者は特に胸腺の部分で熱、振動、または脈動を感じ始めます。
この時、電荷は水晶の先端から患者の体を通り、背中のすぐ後ろに置いた左手に流れ込みます。左手は回路を閉じる受信機として機能します。

左手に振動やチクチクする感覚が感じられるでしょう。これは共鳴点に達したことを示します。これは、振動が体内に打たれ、施術者のあなたも振動または放射をすることを意味します。その放射が、ヴォーゲル水晶の先端(先端部分を造る斜めのカット部分)に置かれた人差し指の信号を増幅します。

リンクができたら、呼吸で信号を増幅できます。
息をいっぱいに吸い込みます。これにより、エネルギーの電荷が体内に引き込まれます。水晶を非常にゆっくり時計回りに回転させ、抵抗、固定、または共鳴点を感じるまで回します。ここからは自由に呼吸しながら、この位置を保ち、患者の体が前後にやさしく揺れ始めるまで待ちます。(※自分で軽く揺らし始めても、リラックスできて気持ちよかったです)

このとき、一時的に(古い)エーテル場を崩壊させているので、しばらく待ちます。体が安定したら、エーテル体への侵入によって生じた空間の再構築と再充填が始まります。
患者の呼吸と同じ速さになるようにしながら、水晶を患者の胸の前で8〜10インチ(20~25センチ程度)の範囲で上下運動させます。愛、健康、平和の思いを送ることに集中して、この信号を増幅します。

これにより(治療の電磁的な)場が増幅され、電荷が最大になります。ヒーリングでは、エネルギーフローを増幅し、胸腺部分を通して体の損傷部分に伝達し、これらの領域を患者の精神体においてより明確かつ顕著にし、患者が心の目で体に行われたことを再構築できるようにします。そのようにして、患者は理解し、解放することができるのです。

(※ここから上記の手順について注意点を述べています)

がん、強い痛み、エネルギーを乗っ取られた患者を治療している場合は、場の増幅をしないでください。これらの症状には、エネルギーを追加供給しないように気を付けます。

次に、リンクを行う場面では、クリスタルを持った右手で大きな時計回りのらせんを描いてクリスタルを回転させつつ、左手を被験者の背後に残しながら、両手を同じ動きとタイミングで回します。

ここで、水晶はエネルギーのコルク栓抜きのように振る舞い、古いエネルギーパターンを引き出して壊します。これを約30秒間行い、患者と同期して呼吸を続けた後、その同期した呼吸を中断し、患者に「息を吸い込んでマインドとハートを患部に向け、感じている不快感の根本原因を心に思い描いてください」と伝えます。

同時にあなたが、体、心、霊の連携に完全にエネルギーを満たしたイメージを患者に吹き込むようにします。あなたのイメージと患者のイメージが、スパイラル効果を生み出します。

体内のすべての情報はスパイラル(らせん)運動によって転送されます。身体中の細胞核にあるDNAは一本目のらせんに二本目のらせんが重なっています。チャクラもまたスパイラルです。

手の(回転の)動きをゆっくり、安定させ、一定に保ちます。被験者に息を吐き出し、次に息を吸い込んで、吸ったまま止めるように伝え、声のテンポを上げます。彼に問題(病気など)の原因に焦点を当てるように伝え(声のボリュームとテンポを上げながら)、次に患者に息を解放するよう伝え、同時にあなたの息も爆発的に解放します。

息を解放する時、左手を閉じて素早く患者から離し、同様に水晶の手を患者の身体からパッと反時計回りに回しつつ引き離します。これで電気的な回路が遮断されます。

なおヒーリングのプロセスで、特にネガティブな経験の記憶については、患者が口頭でわざわざ説明する必要はありません。患者はトラウマの部位や原因に思いを至らせ、ただ観察するだけです。トラウマを意識に上げなくてもおそらく問題ないでしょう。

患者の息の解放は口からでも鼻からでもよいですが、(この場面では悪いエネルギーを壊したいので)口の方が望ましいです。

声、意図、左手を引く、右手をパッと引き下げる、の同時行為によって、骨、組織、個人の心の中に閉じ込められたパターンを分解し、過去のパターンを打ち砕きます。

しっかり解放できると、しばしば一瞬心が空白になることを患者に伝えておいてください。

掲載元の画像を使用させていただきます。https://www.satyacenter.com/pages/crystal-wisdom-of-marcel-vogel-chapter8
側面が144面カットの円柱に近いヴォーゲル水晶。側面は6面が良いとの批判もありますが、それぞれ側面数で異なる優れた効能を持つとヴォーゲル氏は実践で感じたようです

この手順は通常、2回以上繰り返しますが、2回目のアプローチでは、水晶を反時計回りで回転させつつ胸腺領域の左側(施術者からみて左側、つまり右胸と思われる)に向けて進めます。
左手で右肩甲骨の後ろのエネルギーの流れを受けつつ、患者と一緒に息を吸い、吐き出します。
3回目のアプローチでは、胸腺領域の右側に向け、左手を患者の左肩甲骨の後ろにあてがいます。通常はこれらの操作で胸腺部位全体をクリアします。

クロージング(終結)ヒーリング

(3回以上のクリアリングが終わった後)水晶を持った手は反時計回りに回し、すべてのチャクラ、エネルギー体が外接する距離まで広げていき、左手は右手と同期して回します。患者に息を吸い込み、自分(と身体)についてしっかり感じるように伝えます。患者に息を吐かせてから、あなたは再び息を吸い込み、体、心、精神を一つにするように患者に言います。

患者が息を吸い込むとき、患者の体が完全にリラックスするのを感じるまで、白または金色の光が患者の身体全体に流れ、愛、平和、調和、幸福の感覚で満たされるのを感じるように勧めます。

患者のチャクラを4〜5回、周回します。(※このやり方の詳細不明)

最後の周回で速度を落とし、左手で首の後ろ近くの胸腺にあたる領域に触れながら、右手でクリスタルの平らな面で胸腺に触れます。この扱いを行うと組織が柔らかくなり、その調子が静まります。

首の組織が活力を取り戻すのを感じるまで、首の組織をトントン叩きます。この時、愛と幸福感を感じながら息を吸ったり吐いたりすることで、調子を整えるプロセスが促進されます。

最後の愛の表現として、心を込めて患者をハグして、あなた(患者)はすばらしい人です、どうぞお大事にしてくださいとしっかり伝え(※掲載元では exclaim that I love you でした)、患者がポジティブな、流れゆく広大なエネルギーでエーテル場を再構築できるようにします。

あなたのヒーリングワークの目的は、個人の魂に影響を与えて肉体とより良い連携を確立できるようにすることです。病気は、魂と(肉体と)のコンタクトを妨げる(エネルギー的な)パターンの現れです。ヒーリングできたということは、(魂と肉体がしっかり連携して)つながったということです。
なお、このヒーリングには専用の(ヴォーゲルカット)ヒーリング水晶が必要です。代わりに天然の片側ポイント水晶(片方だけ尖った天然の形を残した水晶)を使用することもできますが、ヴォーゲルカット水晶のチャージを溜められる容量のほうが格段に大きいため、片側ポイントだとそれよりも効果は劣ります。いずれにせよ、水晶は施術者からのエネルギーを増幅し、集中させると同時に、患者のエネルギーを集中させる役割を果たします。


※Satya center ヴォーゲル氏の講義の抄訳シリーズで一番大事な部分です。
かなりの長文になりました。抄訳で読みづらい部分もあったと思います。ご覧いただきありがとうございました。
あまりに長いので、第8章の最後にあった注意点やまとめは今後の記事にしたいと思います。また、私の感想も別記事でまとめたいと思います。
抄訳は空き時間を見つけてはちょこちょこ執筆したものですので、余裕があれば手入れして直していきたいと思います。なお、Youtube 上の彼の動画もそうですが、ヒーリング方法は改良を重ねており、講義によってやり方が少しずつ異なります。

ヴォーゲル氏は水晶ヒーリングについて著書を残す時間がないまま没したためまとまった内容の書籍が無く、YoutubeとSatya centerのウェブサイトだけでは私にも分かりづらい部分があります。ご自身でヒーリングに取り入れる場合は自己責任でお願いいたします。

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