【ヴォーゲル博士の資料】Satya Center 第5章前半:瞑想とヒーリングに水晶を使う

ヴォーゲルカットクリスタルというヒーリング用の水晶。
クリスタルを販売する米国サイト Satya Center (https://www.satyacenter.com/)では、
この水晶の加工方法を編み出した、マルセル・ヴォーゲル氏の肉声をThe Spiritual Science of Crystal Healing: The Marcel Vogel Archive at (satyacenter.com)で8章に渡り詳細にまとめています。
正確な情報は上記のウェブサイトをご覧ください。

”Chapter 5:Using Quartz Crystals in Healing and Meditation” の前半部分を紹介します。

The Spiritual Science of Crystal Healing: Chapter 5 Using Quartz Cryst (satyacenter.com)

水晶(クォーツ・クリスタル)とは

地球が誕生してから寒冷期にさしかかり、側面が6面の透明または白濁した水晶の結晶がヒマラヤからブラジルの熱帯雨林、アーカンソー州からアルプスまで、各地に出来ました。
水晶は一つだけできたり、複数が集まって(=水晶クラスター)結晶化しています。
色が付いたクォーツクリスタルは、アメジスト、シトリン、ローズクォーツ、スモーキークォーツなどです。
水晶は非常に多い岩石の一つであり、化学組成は二酸化ケイ素(SiO2、”2”は下付き数字)で、46.7%のケイ素と53.3%の酸化物です。
モース硬度は7であり、地上の鉱物では最も固いものの一つです。

ガラスとの比較

ガラスも成分は水晶と同じで二酸化ケイ素(SiO2)ですが、非結晶の固体です。
これに比べ水晶は明確で均質な結晶構造を持ち、分子の並びが幾何学的な型を繰り返しています。
屈折率は、通常はソーダライムガラスの屈折率は1.5〜1.6の範囲ですが、水晶の屈折率は1.458です。
ガラスはモース硬度6で水晶よりもろく、また水晶の方が密度が高いです。

なお、石英ガラスという素材もあり、これは通常のガラスより融点がはるかに高く、光ファイバーネットワークなどに使用されています。


水晶の発生、右巻きらせん

※ここで、ヴォーゲル氏はシリカ(二酸化ケイ素)の核から右巻きらせん上に分子が並んで水晶が成長すると述べていますが、現在は左巻き水晶も流通しているようです。
※この後書き手のカーティス氏の形態学に関する説明が続きますが、難解なため割愛しました

水晶が育つと、(分子レベルではなく肉眼レベルで見ると)六角形の柱状で、先端が六面の特徴的なとんがりになります。
水晶は自然にバランスのとれた「固体の状態のエネルギー場」になります。
※カーティス氏の注釈によれば、(IBMで液晶開発したヴォーゲル氏の専門である)液晶などはこういった結晶の特性を利用した技術とのことです。

天然水晶をヒーリングや瞑想に使う

水晶はエネルギー転換器です。
(ここで書き手のカーティス氏により、現代のデジタル社会が水晶に支えられている解説が入る)
天然の水晶は、人が呼吸や手から放つ微小振動や微小エネルギーを、電場や電化に転換します。
全ての細胞は他の細胞とコミュニケーションしており、それは各細胞の核から放射される、紫外線領域に相当する電磁波で行います。細胞の健康とはこの放射によって表現され、全ての細胞はその環境で受ける光や音、圧力、そして愛に反応します。
(これについてカーティス氏がHo博士の研究を紹介して補足していますが割愛)
水晶は紫外線領域(1900Å 程度の波長に相当)の電磁波を放出することができます。
(解説、紫外線波長はビタミンDの合成に必要とのこと)

ヴォーゲルカットクリスタルは、カバラ数秘術の生命の樹という図形を参照して天然水晶をカットして造ります。
両端を尖らせ、側面を4,6,7,8面などにします。(※側面の数についてはもっと多いものも造られた)
すると水分子とのリンクが出来上がり、電荷が溜まって水晶から放出されると、体内の水分に伝わり、蓄積されます。
施術者の意図や呼吸から水晶を通して伝わったこの電荷は、おそらく原子と原子の間、言い換えれば結晶状の分子構造の空間部分に溜まっているとヴォーゲル氏は考えています。

この電荷、あるいは振動は磁気的な性質であり、磁気除去バルクテープを使ったり、施術者がクリアリングの意図を持ちながらパルス状の息をフン!と吹きかけると消すことができます。
この振動(あるいは電荷)がどんなものであるか我々には分かりませんが、水に移すと水中構造に磁気的な要素が生じ、またpH(酸性・アルカリの度合い)によっても検出可能です。

もし細胞がバランスを崩していれば、水晶から愛や調和を送ってバランスを整えましょう。呼吸や意図によって電荷をのせた水晶から運ばれる微小なエネルギー振動は、細胞中の水分媒体に届けられ、細胞が満足するような電荷のバランスを整えます。

ヒーリング用に水晶をカット加工すべきかどうか

(※カットや研磨をしていない未加工の水晶でなければヒーリングできないという意見が当時広くあったらしいことに対して)
ヴォーゲル氏はただの板はバイオリンにならず、宝石も原石のままよりカットして磨いて初めてよく光るようになるのと同様、水晶もカットが必要という意見です。

ただし、天然水晶は結晶の成長がゆっくりであるためより調和して共鳴振動できるが、合成水晶は熱処理と圧力処理により、ヴォーゲル氏の研究では効果的に電荷を溜められないと述べています。

(※この資料は1990年頃のものなので、当時の合成水晶に対する意見です。そのあと合成水晶の技術が発展しているので現在の結晶構造はかなりよくなっているかもしれません)

他の色の結晶

色は体内振動に影響するため、クリスタルの色も患者の身体に影響し、色によって体のさまざまな部分に刺激を与えます。
スモーキークォーツは結晶の欠けによりエネルギーを吸収してしまうので、患者によっては弱ってしまい、着用には向いていないものになります。
紫・ラベンダー色のアメジストは全身の紫の振動を刺激し、心を落ち着かせる効果があります。
透明な水晶は全色のスペクトルを持っており、透明度が高いほど効果が高くなります。
水晶の成長面の中断などによる小さな陰影があっても結晶内のエネルギーの流れは妨げず、内包物などは何かの役目を果たすこともあります。



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