「エモい」ってなに??

画像1

今までにも散々言われ尽くしてきたことではあるが、「エモい」とはどういう意味なんだろう。

文章とか音楽とか、人の作ったものに触れて「エモいなぁ」と思うことは多々あるけれど、自分はあまりにも「エモさ」を理解していないことにやっと気づいた。

エモいは、英語の「emotional」を由来とした、「感情が動かされた状態」「感情が高まって強く訴えかける心の動き」などを意味する日本のスラング。感情が揺さぶられたときや、気持ちをストレートに表現できないとき「哀愁を帯びた様」「趣がある」などに用いられる。

いや、わからん。普通にわからん。

エモいってなんだ。振り向かないことなのか。

よく先輩に「やっぱエモくないとあかんでぇ」と言われる。実際、自分がエモいと思う文章もあるし、どうせなら自分もエモいものを作りたい。

だけど、エモい瞬間ってどうしようもなく言葉にならない。あんなにはっきりと「あーこれ超エモい」なんて言っているのに、いざとなると語彙力のすべてがどこかへ消えていく。

友達とのキャンプで焚き火を眺めてる時間、冬の夜中に自販機で買ったコーヒー、気分と音楽がジャストでハマった瞬間。どれもエモいけど、なにが共通しててエモいのかわからない。

それが文章となるとなおさらわからない。読む人の気持ちに寄り添えばエモくなるのか、自分がエモいと思う文章がエモいのか。

画像2

なーんてことを、今の仕事を始めてからは特に考えるようになった。未だに何がエモいのかはわからない。エモいものを生み出せた覚えもない。

だけど、なんとなくわかりつつあるのは「今の俺にはエモい文章は書けない」ということだ。

冷静に考えてみれば当然のことで、また22年しか生きていない。しかも、その22年のうちで自分が「エモい」と思った瞬間なんてどのくらいあるのか。

結局の所、人生経験が足りていない。

経験の積み重ねと見てきた景色の数がエモいものを作れるかどうかを決めるんだろうなぁという気がしている。

「あぁ、エモさって人生なんだ」と思った。そう考えると、人間生きてるだけでエモい。日々仕事を頑張るのも、お金を稼ぐのも、趣味を楽しむのも、全部ぜんぶさらなるエモさを求めていたのか。

なーんだ、全部エモいじゃん!

さらなるエモを求めて、毎日を全力で生きようと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?