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週刊オールライター第88号 「感謝の気持ち」

突然ですが、この配信をお読みになっている皆さんは、感謝の気持ちを持って生活していますか?感謝したい方・している方はいますか?
私は先日、以前お世話になった方がテレビに出ているのを見て、その方が私にしてくれたことがどれだけすごいことか改めて思い、より改めて感謝の気持ちを持ち、さらにより改めて頭が上がらなくなりました。

過去の記事で書いていることの繰り返しになる部分があるかと思いますが、今回はこの時改めて感じた私の感謝の気持ちを書こうと思います。


1. ことの発端

ことの発端は先月22日土曜日。この日の夜、NHK Eテレで放送された番組「沼にハマってきいてみた」で貨物列車が特集されたことに始まります。
この番組は、いわゆる「沼にハマった」10代の若者にスポットをあて、彼らの趣味嗜好とそこに存在する深い世界を深掘りしていく番組です。

この日の放送は、母が大ファンであるお笑い芸人のマヂカルラブリー・野田クリスタルさんが出演されていたことや、Xで情報が発信されていたこともあって、この日の放送で貨物列車が特集されることは知っていました。しかし、この番組である方が登場することは知らず、母から知らされて驚きました。
その方は、鉄道雑誌「鉄道ダイヤ情報」の編集長を務めていらっしゃる大杉豊編集長です。

2. 大杉豊編集長との思い出

大杉編集長は私もお世話になった方で、今考えても非常に頭が上がりません。私が大杉編集長にどのような場面でお世話になったか、ここでもう一度書きます。

2-1. NACK5の企画「TOUCH THE DREAM」で手を挙げてくれた雑誌が鉄道ダイヤ情報だった

昨年2月の募集から始まり、10月31日の開局記念日まで続いたFMラジオ局NACK5の開局35周年企画の一つとして行われた大プロジェクト「TOUCH THE DREAM」。学生の夢に触れる機会を責任を持って全力でお手伝いするというコンセプトのこの企画に
「鉄道ライター監修のもと記事を執筆したい‼︎」
という夢を応募し、当選した私。この企画、裏でとんでもないところに話が回っていたと知ったのは、3月某日に行われた特番収録当日でした。待機室に通された際にスタッフさんから
「南田マネージャーが協力してくださいましたよ」
と告げられて驚きを隠せませんでした。「南田マネージャー(南田裕介さん)」とは、ホリプロに所属するアナウンサーのマネージャーをされている方です。私の企画遂行にあたり、NACK5で放送されている番組「Smile SUMMIT」のパーソナリティーをしている栗林さみさんのマネージャーを南田さんがしていたこともあって、スタッフさんが彼に相談を持ちかけたところ、彼の伝手で交通新聞社・鉄道ダイヤ情報が名乗りを上げてくれたのです。
この企画は一時、私の帯状疱疹で止まってしまったものの、大杉編集長とスタッフさんは調整をしてくださり、8月半ばに鉄道ダイヤ情報で記事を書いているプロの鉄道ライターさんである栗原景さんの取材同行という形に調整していただきまして、無事に同行が叶いました。この取材同行で私は、大杉編集長と初めてお会いしました。

2-2. 進路相談にも乗ってくださった

NACK5の大型企画が終わった3ヶ月半後、私は再び大杉編集長にお世話になりました。この時期、就職活動を控えており、私は準備のために何が必要かを考えた時に、このTOUCH THE DREAMでお世話になった縁を就職における何かの役に立てられないかと考え、大学の就職課に相談しました。その結果、
「キャリア相談(進路相談)のお願いをしてみていいんじゃない?」
とアドバイスを受けたので、早速メールをしました。1ヶ月後返事が届き、調整をいただける運びとなり、栗原さんを含めた鉄道ダイヤ情報の特集記事を受け持つライターさんが来社して打ち合わせをすることになっている日があるのでその日でどうかと提案をいただき、その日に伺うことになりました。
当日はなんとバレンタインでした。緊張感とスーツに包まれた私は、御茶ノ水にある交通新聞社に向かいました。当日は、鉄道ダイヤ情報の若い編集者の方も交えてのキャリア相談となりました。相談後には栗原さん、土屋武之さん、伊原薫さんの鉄道ライターさん3名が来社し、今後何をすれば良いのかアドバイスを頂きました。

3. なぜより感謝の気持ちを持つに至ったのか

大杉編集長に対するさらなる感謝の気持ちを持つようになったのは、冒頭の通り、「沼にハマってきいてみた」にご出演されたところを見たからでした。大杉編集長は、この放送の中で「EF64の写真を上手に撮りたい」というハマったさんにアドバイスをしていらっしゃいました。私はこのシーンで、ハマったさんが自分に映って見えました。そしてこのように感じました。

「大杉編集長、本業の時間を割いてまで本当に丁寧に対応してくださっている。私のことで対応してくださった時もそうだったのかもしれない。改めて本当にありがたいと思ってきた」

この「感謝の気持ち」は、TOUCH THE DREAMで学ばせていただいたものです。今回出演したハマったさんもそうですし、私もそうですし、自分のやりたいことをその道のプロに教わる機会、というものはなかなか出来るものではありません。編集長の丁寧にアドバイスしているところを見て、
「その子(ハマったさん)のために時間を割いてくださっていてすごいな。」
と思い、気がつくと私の記憶と映像が重なって見えました。取材の日にいただいた名刺を見ながらメールアドレスを打ち込んで進路の相談に乗ってくださいとお願いしたら、このハマったさんのように時間を割いてくださったのです。これがどれだけすごいことなのだろうか、と改めて実感しました。
母からも
「あなたの思っている以上にすごいことだから、教わったことは実践しなさい」
と言われたこともあるくらいですから。

実際、私のラジオの一件と進路相談の際も、大杉編集長はとても丁寧な対応をしてくださいました。本当に今でも頭が上がりません。

むすびにかえて

今回は、感謝の気持ちをより大きく持った出来事を述べました。確かに考えてみれば私は、親から
「好きなことが多くて羨ましい」
「縁があってこうやってその道のプロの方からアドバイスもらえるなんてなかなかないことだし羨ましい」

と言われたことがあるなと感じました。このご縁を大切に生きてこそ、夢は実現されるものでしょう。ですから、感謝の気持ちを忘れずに生きていくことをここに誓います。

それではまた。

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