見出し画像

週刊オールライター第82号 「14年ぶりの広瀬川原車両基地 わくわく鉄道フェスタに行ってきた」

今回は、先週18日に秩父鉄道の広瀬川原車両基地で開催された「わくわく鉄道フェスタ2024」に参加してきたのでその模様をお届けします。

1. わくわく鉄道フェスタとは

このイベントは2006(平成18)年より毎年5月に広瀬川原車両基地で開催されている秩父鉄道の公開イベントです(2020年は中止、2021・2022年は三峰口駅SL転車台公園にて開催)。毎年「パレオエクスプレス」の牽引機C58-363や電車などが展示されています。私はこのイベントには2007(平成19)年の第2回に初参加して以降、何度か訪れています。今回の訪問は三峰口駅SL転車台公園で開催された2021(令和3)年の開催以来3年ぶり、広瀬川原車両基地の訪問に至っては、2010(平成22)年の開催以来なんと14年ぶりの参加です。

2. 当日の様子

当日は朝早くから高崎線に揺られ、熊谷駅に向かいました。

熊谷駅に掲げられた「RYGBY TOWN KUMAGAYA」の横断幕。
当日の埼玉ワイルドナイツは秩父宮ラグビー場でプレーオフ準決勝を戦い、勝利しました。

当日は会場直通の臨時列車が運転されていたので、これを利用しました。朝早くから出かけたのはこれに乗るためです。

元東急電鉄8500系の改造車、7000系第2編成。
この日は丸1日会場直通臨時列車の運用をしていました。

会場直通の臨時列車は、一度大麻生駅に寄ってから折り返し広瀬川原車両基地に入りました。

広瀬川原車両基地に停車中。
走行中は前面展望を撮影する鉄道ファンでごった返していました。
夏に乗車する予定の「パレオエクスプレス」。
当日は休憩所になっていました。
埼玉ご当地ヒーローズがお出迎え。

会場に入り、会場限定のスタンプを押してまずはJRバス関東のスカニア製ダブルデッカーバスの展示に向かいました。

4列シートの車両が展示されていました。
夜行バスで乗るにはちょっときつそう・・・。

その後は色々と見て回りました。

車庫の奥にいた5000系(元都営三田線6000形)第2編成。
たまたま入場中でした。
半ば放置状態の貨車とオハ12。
オハ12はパレオエクスプレス用12系の部品取り用として購入された車両です。
5000系部品取り車両として都営地下鉄から購入された6000形。
東京都のマークがいまだに残っています。
廃車になり、屋外で放置された5000系。
廃車になった電気機関車を利用して打音検査の体験ブースが設営されていました。
廃車になった電気機関車たち。
隣にいるディーゼル機関車(構内運転しかできないので機械扱いです)は、運転体験で使用されていました。
このイベントのメイン展示、C58-363。
煙よけの板(デフレクター)の形をこの日のために交換していました。
隣に展示された電気機関車たち。
左側のデキ201はパレオエクスプレス専用の機関車で、回送運転や代走牽引で使用されます。
会場横を通過する秩父鉄道の普通列車。
この7500系は元東急の8090系です。

お昼ご飯は、ホルモン焼き、ゼリーフライバーガー、唐揚げにしました。
ゼリーフライは、秩父鉄道の走る行田市のB級グルメで、おからを使用した揚げ物です。本来はおやつという側面が強いですが、ご飯のおかずにされることもあり、埼玉県内では小・中学校の給食で提供されることがあります(実際に私の通っていた小・中学校でも何度か出ました)。

ホルモン焼き。
秩父鉄道沿線ではなぜかホルモンをはじめとする肉にまつわるグルメが多いです。
ゼリーフライバーガーと唐揚げ。

ステージイベントでは、秩父鉄道のイベントでは毎度お馴染みとなった鉄道ものまね芸人・立川真司さんのステージをはじめ、地元消防署の広報活動や埼玉ご当地ヒーローズのヒーローショーなど、様々なイベントで盛り上がっていました。

鉄道ものまねのレジェンド、立川真司さん。
鉄道運転ゲーム「電車でGO!」シリーズの車掌や駅員の声を数多く担当されているほか、新宿にあるものまねステージが楽しめる飲食店「そっくり館キサラ」に長らく出演する「キサラ芸人」でもあります。
パレオエクスプレスに供給される石炭。
独特の匂いはクセになります。

会場内で友人にも会い、一通り楽しめたところで帰宅することにしました。
帰りは歩いてひろせ野鳥の森駅から秩父鉄道に乗ることにしました。

構内踏切から撮影。

土手をしばらく歩いたところにひろせ野鳥の森駅があります。

秩父鉄道で3番目に新しい駅です。
ちなみに1番はふかや花園駅、2番目はソシオ流通センター駅です。

やってきた普通列車で熊谷駅に戻り、高崎線に乗り換えて家路につきました。

帰りに乗れたのは秩父鉄道の現役最古参、5000系でした。

むすびにかえて

今回は、秩父鉄道のわくわく鉄道フェスタに参加した様子をお届けしました。私自身、今でこそ数を減らしつつある無料での車両基地公開イベントの参加は久しぶりだったので楽しく過ごすことができました。

それではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?