一つの分岐点

これまでは、自分で決めてきたようで、決めてきていなかった。

こっちの方が楽しいはず、こっちの方が面白いと思われる、こっちは普通、このタイミングで選ばない、こっちをいつかやってみたいと思っている人がいる。

他人からどんな風に見えるのか、どんな評価をされるのか。また自分が自分をどんな風に評価して、自己満足できるのかが、選択の理由。つまり自分というものがあるようでなくて、そして戦略的なようで、至極場当たり的なものだった。

そんな自分に嫌気がさした訳ではないし、引き続き、そんな自分も愛していける。しかし、毎日をこなす、なんとかやり過ごすという時間の使い方ではなく、ゆっくり考えることができた時にふと立ち止まった時に「あれ、これまでの選択方法じゃなくて、もっと自分のやりたい、やってみたいと思えるやり方の方がええんちゃうやろかと」と。

父親が他界し、子供が生まれ、40歳になった今、ものごとの選択方法を「この方がうまくいく、評価される、すごいね!と言われる」ではなく、「これをやりたい、やってみたい。恥ずかしいけど、チャレンジしてみたい」に変えて行こうと思う。


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