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2023年度 循環器内科専門医試験   ~復元問題~ *ミニ解説・解答付き

2023年度の循環器内科専門医試験を受験しました.
試験形式の詳細は、HPでたくさん公開されていると思いますが、試験時間は2時間30分、問題数は118問で、多選択肢問題解答形式(5つの選択肢から1または2つを選ばせる問題)のみでした.
 
試験問題は、過去問通りや全く悩まず即決できるような問題も2割程度と多かった印象です(AFLのアブレーション部位やAfの要因となる期外収縮の起源、VTの起源、プレタールが頻脈の要因など).そのためか、今回は簡単だったとの意見が多いみたいですが、私はそんな風には感じませんでした(笑)(実際に合格率も92%とかなり高かったようです)。心電図やCT・MRI・PET・シンチなどを使用した問題も15問程度ありましたが、素直な問題が多かったと思います。逆に、二択まではしぼれるが、そこから残りの正答に悩む問題や選びきれない問題もありました。これらの中には不適切問題になるものもあるかもしれませんね(例年、数問程度は不適切問題で採点にカウントされていないようなので、このような問題があった場合、あまり考えすぎないのがいいかと思います.2023年度も全部で118問ありましたが、採点対象は109問(92%)となっていました.).
2023年度は、例年出題される抗がん剤による心筋症や心筋炎などの問題はありませんでした.心内心電図も出題はありませんでした.逆に、心音などの基本的な内容が問われたり、内科的な甲状腺の問題が2~3問、
また、Fabry病やサルコイド―シス、アミロイドーシスは色んな形式で7~8問程度出題されていたと思います.この病気の対策は必須ですね.新しいものでは、Mitral Clipが今年は出題され、INOCAの問題もありました.最新のトピックスはガイドラインなどをみておくことをおススメします.あとは、医療法規的なやつは、今年はオプトアウトやCOIが出題されていましたよ.
 
試験に合格できているか不明でしたので、翌年の試験対策のために今回受験した試験問題を記憶の限り保存していたのですが、幸いにも合格しておりました。そのため、今後に試験を受験される方のお役に少しでも立てたらと思い、私が復元した問題(解答、ミニ解説付き)とはなりますが公開させていただきました。
もちろん118問すべて完全に復元はできておりませんが、下記の通り、9割程度の問題文は復元(部分復元含む)できております。
 
もし、興味がありましたら、ご購入していただき、少しでも今後の試験対策のお役に立てるとうれしいです。

(注1)問題の記載番号ですが、実際の出題通りの順番とはなっておりません.
(注2)問題は全問で118問でしたが、復元できたのは110問(約93%,部分復元含む)です.完全に118問の問題文・選択肢が再現されたものをご希望であれば、購入しない方が良いと思います。
(注3)出題文や解答の選択肢につきましては、申し訳ありませんが出題通りではない部分は多々あると思います(一言一句正確には覚えていません).また、選択肢は選んだものや試験中に悩んだものはよく覚えているのですが、逆に簡単すぎる場合は記憶に残らないため、抜けている部分があります.出題文や解答選択肢については、原文そのままではなく、出題されていた内容を覚えている範囲で内容が逸脱しないように表現を変えて書いている部分があります(患者年齢や病歴など).問題解答中に答えが見えないように、解答欄は最後の別ページにまとめています.
 
※確認事項
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