クソみたいな休日

 クソみたいな休日とゴミみたいな日記。エッセイが嫌い。爽やかなエッセイを書くような小説家が嫌い。(安部公房のエッセイは良いよ。気難しいオジサンのただの一人言だから。)
 カバンからがんもどきが出てきてビックリしたっていうエッセイ書いてる人なんて言うんだっけ、林真理子さんかしら。なんかそういう「日常を切り取ってみました、てへへ。でも素敵でしょう?」みたいなエッセイが嫌い。村上春樹のエッセイ集を読んだことがある。「なにこれ、ただの痛いオッサンじゃん。」と思った。1Q84は3巻まで読んだことがある。普通に面白いと思った。3巻から先も読みたかったけれど図書館になかったので読まなかった。取り寄せたり買ったりするほどの興味はなかったのかも。私の親友は村上春樹が好き。私の嫌いな、偉い先輩も村上春樹が好き。私の好きな女の先輩も村上春樹が好き。なんかなぁ。村上春樹が好きな人って、気難しくないと思う。しーらない。(単に関心がないため)
 今日は8時に起きて16時まで横臥してた。祝日なのに。何を祝ってる日なのかは知らない。大体の祝日は何を祝ってるのか知らない。休めてラッキーだと思う。けど有効活用できたことはほとんどない。今度祝日があれば遠出したいな。さもなければ祝日って嫌なものだから。夕方くらいになって1日無駄にしたなって自己嫌悪するだけだし。私の好きな先輩は「友達と焚き火する予定がある」ってさっさと帰っちゃった。好きだと思う。素敵で。
 今週はほとんど家から出てない。安部公房はだいたい読み尽くしちゃった。溶骨症の女の子のことを考えている。一緒だなって共感するために読み返した。そしたら思ってたのと真逆で純粋な、可哀想な子なんだと気付いた。色情狂っていう不純さで誤魔化されてるけど、不治の病で、キショ院長の娘で、看護師たちにも可哀想って噂されてる。でも色情狂だから同情はされてない。素直で可哀想な子なんだけど、ツッコミ所があるせいでポップに見える。「リリィシュシュのすべて」の津田詩織ちゃんもそういう感じ。可哀想な立場なのに、マセてる感じを出して側からは平気そうなふうに(?)、「そういう子」っていう感じに見られている。純粋さ、純朴さが土壌の子たち。一方私はどうよ。悪いことしかしてない。悪いことしかしてないし、あんまり悪いとも思っていないと思う。本当に思ってないと思う。ボク、体質的にエロができないんですけど、本当にそれで良かったと思う。
 16時からはセカストに行こうと思ってほっつき歩いてる。ぼーっとしてたら電車を降り過ごして一駅戻った。そして目当てのセカストじゃない方のセカストの最寄り駅だってことに気づいた。まあどうでも良いからそこに行った。道中の脳ミソがこの日記みたいにうるさい。私は自分のことが大好きだけれど自分の脳ミソは嫌い。相手してると疲れる。喋るスイッチが入っているとこういうことをずっと喋るから母親に鬱陶しそうな顔をよくされた。でもさ、喋ってなくてもずっとこういう脳ミソが内臓されてる私が一番疲れるでしょう。なんなら喋ってる時は一つの物事についてしか言及しないから良いよ。黙ってたら一気に五つくらいの題材で脳ミソがずっとなんか言っててうるさい。楽しい時はそれでも良いんだけど、最近はだいたい5個中2個くらいは本当に暗いことばかりずっとうるさくて疲れる。なんでこうなんだろう。意識がある時間がもっと短ければ良いのに。毎日悪夢を二つ見るから全然寝られないし、もともとショートスリーパーだから意識ある時間が多い。本当に嫌になって脳ミソを撃ち抜きたくなる時がある。拳銃があれば。
 ツイッターのサークルで暗いことを言っていたら直接「見ていられない」と言われたことがある。私はその見ていられない気持ちを始終持っているんですけれど。それ以来その人のことが苦手。
 10月くらいから体調が変だ。なぜかずっと、出どころの分からない希死念慮がある。希死念慮のせいで色々うまくいかない。まず、後先が考えられない。不安でじっとしていられない。何もないのに動けない。指一本動かせなかったり、瞬きに意識を使うこともある。授業に出られない。明日のことさえ考えられない。もう嫌なんだよなぁ。包丁を持った。止められた。手持ちの睡眠薬を全部飲もうか迷ってる。でも、しばらくはそうしないような気がする。なんか自分って、自分が思ってる五倍くらいタフだ。痛み耐性がないせいですぐ「もう無理。シンドイ。」って思うけれど、体の方は全然大丈夫なのだ。小学校と高校でバスケをやっていたんだけれど、倒れたこともゲロを吐いたこともない。お酒飲んで吐いたこともない。痛み耐性がないせいでなかなか限界を超えないのだ。だから大丈夫。
 こういうこと言ってると、「そういうサブカル系w」みたいにディスられそう。なんかあんまり反論できない。そうだったらそうでいいよ。別にシンドイです。良いと思ってこうなってるわけではない。普通に健康にやっていたいよ。だって高校の時とか健康だったし全部真っ当にちゃんとやってたよ。
 古着が嫌い。本当は新品の服が欲しいけれど原価が高い服を安く買えるからセカストとかで生地の気に入った服を買ってる。今日は気にいる服がなかった。古着好きだと思われてるらしい。気に入って履いてるズボンはユニクロの5000円くらいのやつ。これずっと履きたい。セカストの隣にGUがあったから少し覗いてみた。清潔でよかった。欲しくなっちゃうけどGUの服の生地はなんかあんまり好きじゃない。毛玉できちゃう。どうでもいいな。
 景色を見て感動したことがない。正直、日頃の息抜きに海に行く人の気持ちが分からない。ケータイで写真見るのと何が違うのって思ってる。昔はせっかく遠出しても全然楽しくなさそうと親に嫌がられてた。可愛くないって。連れていきがいがないらしい。そういえば趣味もあんまりない。だから素敵な雰囲気を纏えちゃう人たちのことが嫌い。素敵な解決ができない。気分をなんとかすることができない。脳ミソがそれを許さない。大量の思考を置いておいたり、無視しようものなら体が動かなくなるように脳ミソが命令を出す。私は全部を言語化してしまうたちだと思う。そしてそれをあんまり黙っていられないタイプだとも思う。それを、行動とかでパッケージできる人のことを強く妬んでる。妬みつつ軽蔑してる。江國香織の小説の主人公みたいな人とか。多くを語らないことが(語れないことが)素敵みたいな認識嫌だ。詩がとてつもなく嫌い。あれ、本当にいいと思って共感されてるんですか?「なんとなくそういう言葉良いな〜」みたいなものを大人数が共有してるってヘンに思える。不思議。よくわからない。妬みなんだろうな。好きな先輩に、「感受性が死んでる」と言われた。そうかも。
 「アニメオタク」とか、「ハルキスト」とかその人のアイデンティティを端的に説明することがあるじゃない。私ってあれがあんまりないかも。強いていうなら安部公房が好きとか。安部公房が好きで、小説は榎本なんちゃらとさくら丸以外全部読んでる。安部公房とは脳ミソの独り言が似てると思う。おこがましいですか。カンガルーノートをマネして手首でなくふくらはぎを切ってる。
 「お前はいつもニコニコしてて良いな」と言われたことがあって、それがたまらなく嫌だ。だって違うから。
 大学の精神科に罹った時に、「あなたは友人の自死が、あなた自身の自殺の抑止力になっていますね?」と言われた。過不足なく言い当てられてしまった。高校三年生(去年)の時に、友人が二人自死してしまった。身近な人の自死を経験した人って、何を考えるのにもそれが付いて回ると思う。これに言及しだしたら長いからしない。詳しいことは去年のうちに身を切る思いで文章に残しておいた。四万字近くある。
 ところで、私はニキビとかができた時にそれを血出るまで掘り返してしまうんだけどそういうことなんだろうか……。カサブタも取ってしまうし。傷を引っ掻き回すのが好きで、そういうことばかり考えて前を向けてないのだろうか。友人の自死を言い訳に使ってるんだろうか?そうじゃないと思いたい。本当に。受験期に心のダメージで勉強できなくなった時、親に「いつまで引きずってるのよ。前見て自分の人生の事考えないで、失敗したら友達のせいにするんじゃないの?」と言われて、なんて残酷な言葉なんだと思った。友達死んだことないのにそういうこと言うなとかなり自分の中での強い言葉で言い返してケンカになった。兄弟が止めに入ってくれたがそれも全然期待してた内容と違った。「浪人っていう手もあるよ…。」等。結果的にAO2期でかなり早めに大学に受かったからこういう言い争いはそれきりだった。高校の時から付き合ってる彼氏がいるけれど、あなたは変わってしまったねと言われる。そーなんだろーか。あんまり詳しく聞かないようにしてる。別れようと思ってもなかなか別れられない。高校のこと引きずったり、忘れたかったり。忘れたいは違う。別物だと考えたい。
 希死念慮があるものの、親友や今関わってくれている人にそれを背負わせると考えると苦しい。親友と、「ババアになったら近所に住もうな」と約束をしている。地元の友達とまた会おうと約束している。あなたが死んだら俺も死にますと言っている人がいる。あったかいはずの言葉が最近責任にしか感じられなくなってきてる。今までは「クソ生きてやる。なんとしてでも。」と思っていたけれど、最近は着々と周りの人を苦しませる方の覚悟ができている気がする。それをして良いほど頑張ってる人間ではないのに。そういうのをしていいのは、あの子達とか津田詩織とかだ。「最低なことをしてでも、チャランポランでもいいから生きてやるぜ、ヒャッハー」と思っているとしか説明できない行動をしているんだから…。
 最近はそんな自分が、自分でもちょっと危ないような気がしてる。(それもどうせ大げさなんだろうけど)。なんか自分が死んでしまうんじゃないかって気がする。どうでもいいけど、私が高校生の時書いた小説の「海が死の匂いがするっていうのは、海に死体が多いからなんじゃないかな」というような会話、好き。そういえば最近家で海の匂いするかもってゾッとしたけどただ生理中なだけだった。マジで漁港とか魚市場のニオイがする。
 順番が逆だった気がする。希死念慮が生まれ始めてこうなってしまった。こうなったっていうのは、うーん。特定の人への依存がやめられなくなったり、授業に出られなくなった。依存が本当に言葉通りの依存って感じだ。居ないと苦しい。もう自分で自分の脳ミソに対峙できません。その人がいてくれないと脳ミソが思考を全部バッドエンドに持っていってしまう。ものすごい勢いで、ものすごい数。一人で逃避行できるくらい自立したかった。
 ところで私には好きな先輩がいます(恋愛でなく)。暗いこととか嫌いなことばかり言ってるから、今度はその人の好きな部分を列挙していこうと思う。まず、私と同じく全部を言ってしまうところ。嘘をつく技術がないから、安心して喋れる。たまに発言に傷つくこともあるけど、そう言うともう一回考え直してくれる。その人ADHDらしいけど、ADHDが何か知らないしあんまり興味もないや。
 そういうアルファベットで知ってるのPMSしかない。そういえば最初このメンタル不調が始まったのってPMSだと思ったんだよな。でももうずっと続いてる。おかしい。精神科全然罹れないし。12/9までは生命維持しなくちゃいけない。絶対。これは責任。責任ばっかで嫌になっちゃうな。楽しいことってないの?
 学業は希死念慮を持ってるやつなんか置いてさっさと進んでしまうね。このままだと2セメスターはほとんど落単だ。でもなんかそれどころじゃないや。明日のことも考えられないんだって。
 この間包丁で自傷しようと思って軽くふくらはぎなぞったらなんもならなかった。怖くて強くはできなかった。そのあとはチタン製のデカいカッターに持ち替えたが、白い線ができただけだった。怖くて強くはできなかった。それで結局カミソリに持ち替えて、ベシベシベシベシっていつもみたいに切った。血が出るまでに途中で若干怖くなっちゃうんだけど、血が出るまでやるんだよ。メンヘラとか言われるんだろうかね。
 この文章暗くて最悪だから、最後に明るいことを挙げよう。ヨネダ2000、シュークリーム、焚き火?
 なんだこの散文。嫌だ。嫌いだ。こんなこと書きたくなかった。クソみたいな休日とゴミみたいな日記。バカが。アンポンタン。クズ。優柔不断のどクズ。しゃらくせえ。

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